生まれながらに完全無欠? 熟成不要な18台 前編

公開 : 2019.04.27 05:50  更新 : 2019.04.27 11:44

ほとんどのクルマが登場から時間をかけて完成度を高めていくなか、わずかながら、生まれながらにして完全無欠だと評価されるモデルも存在します。今回は英国版AUTOCARお気に入りの18台をご紹介しますが、今年30周年を迎えた日本が誇るあの名車もノミネートされています。

登場の瞬間から

スーパーミニでもスーパーカーでも、登場の瞬間から、その生み出された目的を完全に達成することで、他とは一線を画す完全無欠なモデルというものが存在している。

今回は、そんなわれわれお気に入りの18台をご紹介しよう。

BMW E39 5シリーズ

4代目BMW 5シリーズは、先代に続くドイツ製エグゼクティブサルーンとして登場しているが、さらに洗練と高級を磨き上げ、驚くべきハンドリング性能を備えたこのE39世代(1995年~2003年)は、単なる新型モデルに留まらない何かを備えたモデルであり、さらに、このクルマには素晴らしいエンジンまでもが用意されていた。

サルーンでもツーリングモデルでも、永嶋譲二(1955年~)が手掛けたその優雅なスタイリングに変わりはなく、クラシックカーの領域に入りつつあるいまでも、その新鮮さは失われていない。

E39世代の5シリーズは、手ごろな価格で完ぺきな自動車設計というものを学ぶことのできる、格好の教材でもある。

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