戦いの場から公道に舞い降りたモンスターマシン 22選 後編
公開 : 2019.04.28 18:50 更新 : 2019.05.04 13:03
後編では1990年代以降に登場したモデルをご紹介します。DTMやBTCCで勝利すべく登場したホモロゲーションスペシャルや、ル・マンでの勝利を目指した禁じ手のモデルなどに混じって、日本からも3台がエントリーしています。そして最新の1台は2017年デビューのあのモデルでした。
12:メルセデス・ベンツ190E 2.5-16エボリューションII(1990年)
メルセデス・ベンツは、エントリーレベルのコンパクトサルーンである190E(社内におけるコードネームはW210だ)でのDTM参戦を決め、改良されたサスペンションと新形状のスポイラー、さらには膨らませた前後フェンダーに、198psのパワーを組み合わせたエボリューションを登場させている。
1992年には、ライバルであるBMWの猛追を受け、エボリューションIIがデビューしており、さらにスポイラーが大型化し、改良されたエンジンは238psを発揮していた。
メルセデスからは、それぞれエボリューションIが500台、エボリューションIIが502台送り出されている。