日本一のレースクイーン、その軌跡(2) 林紗久羅インタビュー

公開 : 2019.04.30 11:50

日本一のレースクイーンに輝いた、林紗久羅さんのインタビュー。(2)「挫折」について語っています。

もくじ

迷いとともに始まった
5人のステージに戻れない
「挫折」

迷いとともに始まった

当初は戸惑いから始まり、徐々にレースクイーンという仕事の楽しさを知り、レースクイーン歴5年でレースクイーン大賞を受賞した、林紗久羅。そして迎えた2017年のシーズンは、様々な要因から迷いの中でスタートしていくことに。

「2016年度で念願のレースクイーン大賞を受賞して、2017年は、わたしを2年間も起用してくださったレイブリックの関係者の方々への感謝の気持ちも込めてレースクインを務めさせてもらって……それでレース業界から引退しようかなと思った年でした」

根が真面目な彼女だけに、サーキットなどでのレースクイーンの仕事はしっかりこなしていたが、レースクイーン大賞へ参加し結果を残すというモチベーションは正直高くはなかったようだ。

そんなシーズンの後半、様々なひととの出会いや旧知のひとびとの応援もあり、ぎりぎりのタイミングで日本レースクイーン大賞へのエントリーを決めた彼女。だが彼女自身、その年に積み上げられなかったものへの自覚もあり、自信もなかったという。

「早い子は、レースクイーン大賞が終わったその時からレースクイーン大賞に向けてエンジンを掛けるんですけど、わたしのスタートが10月の半ばとか11月の頭くらい。レースクイーン大賞のノミネートの時から始めて、そこから全力でやったとしても、積み重ねと努力を怠ってた部分があったんで、1年間それをやってきた子には時間的にも正直勝てない。それでも応援してくださる方のためにも全力でやろうと思ったんですけど、努力の積み重ねは正直というかやっぱり結果には届かずでした」

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