日本一のレースクイーン、その軌跡(3) 林紗久羅インタビュー

公開 : 2019.05.02 11:50

日本一のレースクイーンに輝いた、林紗久羅さんのインタビュー。(3)雪辱からのリベンジにむけて、どのように戦ったのでしょう。

もくじ

「本気」
実際に何をしたか
昨年と同じ場所で見る、全く違う風景

「本気」

2016年のレースクイーン大賞の受賞、2017年にその場所に戻れなかった挫折、そして、誓いと決意。まずそれが目に見えるカタチで現れたのが、全9カテゴリーでレースクイーンを務めるというハードワーク。

そしてチームを含めて応援してくれるファンへのサービス、D’stationフレッシュエンジェルズのリーダーとしての行動と、林紗久羅の2018年は、年間を通して常に「本気」のシーズンとなった。

「実は小さい時から、勝つことを譲る人間だったんです。運動会のかけっことかも、足は速いんですけど、後ろにいる子がビリになるのが可哀そうだと思って一緒にゴールするとか。お父さんもお母さんもそういう紗久羅が好きだよっていってくれてたんですけど、今年だけは違う、みたいな。ファンのひとが悲しむというのを学んだし、勝ちにいくってどんな感覚なんだろうって、グランプリってどんな景色になんだろうって、知りたくなって。全部かけて檀上に行くために頑張ったシーズンでした」

サーキットなどで、チームの広告塔としての役割を担っているレースクイーン。自分だけをアピールするだけでは、本来の役割からは離れていってしまう。本来の仕事をより細やかに行い、チームと自身のファンを獲得していく。より意識的にレースクイーンとしての役割を果たしつつ、SNSなどで積極的に発信していく。本気で勝ちに行くためのモチベーションは、年間を通して変わることはなかった。

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