想像以上の晩成型スーパースター 20選 前編 VWビートル 日産GT-Rほか
公開 : 2019.05.06 05:50 更新 : 2021.03.05 21:42
ポンティアック・テンペストGTO(1964年)
ポンティアックGTOは、アメリカでマッスルカーの流行を生んだクルマだといえる。ポンティアックの親会社であるジェネラル・モータースからの、330キュービックインチ(cu.in.・5407cc)という搭載できるエンジンの排気量規制の中で、高出力化させたテンペストを開発したことが発端となる。
制限は量産車の標準モデルだけで、オプショパッケージには適用されていなかった。その抜け道を利用し、ポンティアックは389cu.in.(6374cc)のV8エンジンをテンペスト・ル・マンに搭載したグレードを設定。GTOに追加費用を払うことで購入できるようにした。
このクルマは想像以上の人気となり、テンペストGTOは1966年から標準のカタログモデルへと格上げされたのだった。