M・ベンツの新技術満載 ドライバーに光を照射/車載小型ロボット/GLEガソリンHV
公開 : 2019.05.22 06:40
M・ベンツの新技術を満載した実験車。小型ロボットを搭載するほか、ドライバーに光を照射するシステムまで。ベースは、開発中のGLEガソリン・ハイブリッド車です。
もくじ
ー GLEハイブリッドの実験車
ー サンバイザーから光 ドライバーに
ー 自走式ロボット搭載
GLEハイブリッドの実験車
メルセデス・ベンツは、先進安全技術の開発プロジェクトで使用している最新の実験車両を公開した。
まだ発売されていないGLEのガソリン・ハイブリッド車をベースにした「ESF(エクスペリメンタル・セーフティ・ヴィークル) 2019」は、将来の市販モデルに採用予定の新たな安全機能を、走行可能な車両に搭載して研究するために製作された。このプロジェクトの様々な新しいアイディアを、メルセデスは「ニア・シリーズ(製品化が近い)」と呼んでおり、その開発はすべて「将来を見据えて」いるという。
ESF 2019の開発には、全体的な運転環境が含まれる。例えば、格納式のステアリングホイールやペダルボックス、新しいエアバッグの装備などだ。メルセデスの車両安全部門で責任者を務めるロドルフ・シェーネビュルクによれば、これらは「自動運転車の実用化によって拡大するインテリアのフレキシビリティ」を考慮しているという。
「将来における自動運転機能の大きな利点は、ドライバーのミスによる事故が減ることです。しかし、完全に自動化されて運転手が不要となったクルマも、物理的な制約に直面するでしょう。そして明らかに路上の交通は長期間、自動運転と非自動運転車が混在することになります」と、シェーネビュルクは語っている。
このGLE実験車の新機能には、サンバイザーからドライバーに光を照射するシステムがある。