ディスカバリー・スポーツ ランドローバーがフェイスリフト 魅力さらに拡大
公開 : 2019.05.23 10:45
ディスカバリー・スポーツにビッグマイナーチェンジとでも呼ぶべき、大掛かりなフェイスリフトが施されました。新プラットフォームの採用により、48Vマイルドハイブリッドの登載が可能になるほか、室内にも数々のハイテクが投入され、その魅力は大きく向上しています。
もくじ
ー ランドローバーのベストセラー 渾身のテコ入れ
ー 変わらぬオフロード性能 最新のテレインレスポンス2
ー スタイリングはキープコンセプト キャビンには最新技術
ー 実用性と快適性 大きく向上
ランドローバーのベストセラー 渾身のテコ入れ
ボルボXC60やアウディQ5といったプレミアムSUVのライバルたちに対抗すべく、ランドローバーでは、ベストセラーモデルであるディスカバリー・スポーツに対して、電動パワートレインや新プラットフォームの導入、さらには、大幅なインテリアのアップグレードを含めた、大規模なフェイスリフトを行っている。
2014年の登場以来、ディスカバリー・スポーツは、ランドローバーにおけるベストセラーモデルとなっており、昨年の世界販売台数は10万台近く、ブランド全体のほぼ1/4を占めていた。
それでも、より新しいライバルたちの攻勢を受け、その人気にも陰りが見え始めており、現在の苦境から脱しようとしているジャガー・ランドローバー(JLR)にとって、今回のフェイスリフトが持つ意味は非常に大きい。
引き続き5シーターと7シーターが選択可能なフェイスリフト版では、ランドローバーのD8プラットフォームに替えて、ヘイルウッド工場でともに生産される2代目レンジローバー・イヴォークと同じ、新プレミアム・トランスバース・アーキテクチャが採用されている。
この新プラットフォームによって、電動パワートレインや、イヴォークで導入済みの48Vマイルドハイブリッドシステムの登載が可能となり、フェイスリフト版発売時には、ラインナップの大半が48Vマイルドハイブリッドシステムを採用することになる。
ベルト一体型スターター/ジェネレーターが、フロア下に置かれたバッテリーへと繋がれたこのシステムによって、CO2排出量144g/km(WLTP値をNEDCに変換したものだ)と、40.9mpgの燃費性能を達成しており、今年後半にはプラグインハイブリッドモデルの登場も予定されている。
唯一の非ハイブリッドパワートレインを積んだエントリーモデルのD150ディーゼルはフロント駆動となり、150psのパワーと38.7kg-mのトルクは、6速マニュアルギアボックスを介して前輪へと伝えられる。