稀少なゴルディーニ、8400万円で落札 ファンジオも駆ったバルケッタ オークション速報
公開 : 2019.07.04 06:20 更新 : 2020.12.08 18:39
ファンジオも乗ったゴルディーニのレースカーが、フランスのチャリティ・オークションで高額落札。しかし、1億円超えが期待されたBMWやコブラは流れてしまいました。
最高値 ゴルディーニのバルケッタ
モータースポーツ界の伝説的ドライバー、ファン・マヌエル・ファンジオ、ジャン=ピエール・ワイミルがレースで駆った1947年製ゴルディーニが、6月30日に開催されたボナムスのチャリティ・セールに出品され、69万ユーロ(約8430万円)という高値で落札された。
この美しいブルーのマシンは、1947年にシングル・シートのレース車両として製造された。だが、1952年にゴルディーニの工場で1度完全に分解され、ル・マン24時間レースに出場するために新しいバルケッタ型ボディが架装された。
ゴルディーニの4気筒エンジンを搭載するバルケッタは2台しか現存していない。その1台が売りに出されるとなれば、高値になるのは当然だ。事前に予想された70万〜100万ユーロという金額には届かなかったものの、フランスで行われた今回のオークションでは群を抜いて最も高い落札価格を記録した。
合計で40台のクルマが、この「シャンティイ・アート&エレガンス」コンクールで行われたオークションに出品されたが、成約に至ったのはそのうち半分ほど。
しかし、戦前のクルマは人気が高いことも証明された。1932年製インヴィクタ12/45 4.5リッター・ツアラーは27万6000ユーロ(約3380万円)、1935年製ベントレー3.5リッター・ドロップヘッド・クーペは14万4900ユーロ(約1770万円)、そして1936年製ロールス・ロイス・ファントムIIIは11万5000ユーロ(1400万円)で落札された。