日産GT-Rニスモ/トラック・エディション 2020年モデルの変更点一覧/価格
公開 : 2019.07.24 15:23 更新 : 2021.03.05 18:51
2019年10月8日に発売開始する日産GT-Rニスモ2020年モデルと、日産GT-Rトラック・エディション・エンジニアードbyニスモ2020年モデルの価格/変更点が発表されました。
もくじ
ー GT-Rニスモ2020年モデルの変更点
ー ブレーキ/タイヤも軽量&アップデート
ー トラック・エディションの変更点/価格
GT-Rニスモ2020年モデルの変更点
日産は、2019年10月8日に発売を開始する日産GT-Rニスモ2020年モデルと、日産GT-Rトラック・エディション・エンジニアードbyニスモ2020年モデルの価格を発表した。
2020年モデルには、2018年のGT3レーシングカーから使用されている新型のターボチャージャーを採用。NISMO用の新たなタービンブレードは、その枚数を減らすと共に最新の流体/応力解析を用い、形状を見直すことで出力を落とすことなく、レスポンスを約20%向上させたという。
これにより、コーナー立ち上がり時など、アクセルを踏み込んだ際の立ち上がり加速性能を高めている。
また、車両重心点から遠いルーフ、エンジンフード、フロントフェンダー、バンパー、トランクリッドにカーボン素材を使用し、車両を軽量化することで、コーナリングの性能を向上。
特に、ルーフにはカーボン素材の間に、より低比重の材質を挟み込むサンドウィッチ構造を採用し、さらなる軽量化を図った。これらの外装部品によって約10.5kgの軽量化を達成した。
新開発のレカロシートは、車両とドライバーの一体感を一段と高めるために、ドライバーの肩甲骨から脇腹、骨盤を安定して支える。さらに、カーボンシェルにコアフレーム構造を追加することで軽量化をしながら剛性を高めている。
GT3レーシングカーを彷彿とさせるフロントフェンダーのエアダクトは、エンジンルームからの熱を逃がすだけでなく、エンジンルーム内の内圧を下げ、エアダクトの排出風によってフェンダー外表面の流速を下げることで表面リフトを減少させることで、フロントタイヤのダウンフォースを増やす効果ももたらすという。