グループPSA 中国で低迷も、イギリスで好評 過去最高の営業利益率

公開 : 2019.07.31 07:10  更新 : 2021.03.05 21:42

グループPSAが、2019年上半期の決算を発表。中国で低迷するも、プジョーがイギリスで躍進。営業利益率では過去最高の8.7%を記録しました。CEOの声が届いています。

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最大のメーカーを目指さず
プジョー 英国で最も信頼されるブランド
フラッグシップ準備中

最大のメーカーを目指さず

グループPSAは重要な世界的問題や景気後退と戦いながら、2019年には収益増と純利益率の最高記録を目指すと、同社の社長が24日に発表した。

プジョーシトロエン、DS、オペルヴォグゾールを擁するグループPSAは、2019年上半期に営業利益率で過去最高となる8.7%を記録。一方で営業利益は33.4億ユーロ(約4044億円)に減少した。

現在、世界のいくつかの市場では景気後退が認められている。特に低迷しているのが中国市場だ。また、欧州で導入される新しいCO2排出規制に適合するため、電動化に多額の投資が必要とされている。にもかかわらず、PSAは過去最高となる営業利益率を記録した。一方、PSAの2019年上半期における販売台数は190万3000台と、前年同期に比べ13%近く減少。これは中国や南米の一部地域での深刻な減少が反映されている。

過去最高の営業利益率を挙げたグループPSAのカルロス・タバレスCEOは、会見で次のようにメディアに語った。「この数字にもかかわらず、未だにわれわれはすべてに満足しているわけではないことを主張したい。引き続きプッシュし、会社を正しい方向に舵取りすることを、役員会は認めています」

「われわれは偉大な自動車会社になることを目指しています。最も大きな会社ではありません。世界で最も効率的な自動車会社です」

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