オペル・コルサe EVラリーカーとして一般販売へ 量産メーカー初
公開 : 2019.08.23 21:30
オペルはEVハッチバックのコルサeに、ラリー仕様を設定しました。カスタマー・レース用として、一般向けにおよそ600万円で発売されます。パワートレインは市販型と変わりませんが、専用のサスペンションなどが与えられるとのことです。
ルックスは変化小 大幅な軽量化も
ヴォグゾールの姉妹ブランドであるオペルは、EVハッチバックであるコルサeのラリー仕様を発表した。量産メーカーがEVのラリーカーを顧客向けに販売するのは初めてのことだ。
コルサeラリーと呼ばれるこのモデルは、オペル・モータースポーツから購入することができる。その価格は4万6000ポンド(600万円)以下とのことだ。これは標準モデルの2万6490ポンド(345万円)から2万ポンド(260万円)近くの増加だ。ラリーモデルでも50kWhのバッテリーと135ps、26.5kg-mのモーターが搭載される点は変わらない。
ラリー仕様のサスペンションが装着され、そのボディは若干ワイドかつ車高が高くなり、ホイールベースは2mm延長される。技術仕様の詳細は明かされていないが、大幅に軽量化されているだろう。
デザインはFIAによって義務付けられる牽引ストラップや、軽量ホイールおよびデカール類などを除けば市販仕様と大きな差はない。2020年のADACオペルeラリー・カップに登場する予定だ。このレースはワンメイクのEVレースであり、15人の若手ラリードライバーが出場する。
正式発表は来月のフランクフルト・モーターショーで予定されている。