追い越し車線「2kmまでOK」は都市伝説? 2km以下でも捕まるクルマ、続々
公開 : 2019.08.25 06:00 更新 : 2019.08.25 18:28
読者のなかにも、「追い越し車線は2kmくらいまでなら走ってもいい」と習ったかたが多いのでは? しかし実は間違い。本当に正しい追い越し車線の走り方をおさらいします。
追い越し車線2kmまで走っていいは間違い
あおり運転の誘因として注目を集めている「追い越し車線を走り続ける行為」
追い越し車線は本来、追い越しのためだけに使う車線で、追い越しを終えたら(もちろん安全確認をして)速やかに走行車線に戻らなくてはならない。
正当な理由なく追い越し車線を走り続けることは、「通行帯違反」という交通違反を犯していることになる。
30数年前に自動車免許を取得して以来、ずっと「追い越し車線はおおむね2kmまでなら走ってもいい」と思っていた。かなり遠い記憶だが、自動車学校でそう習ったからだ。
しかし、3年近く前、新東名高速道路を西向きに走行中、沼津近辺で青切符を切られたのは「通行帯違反」が理由だった。
確かにその時は追い越し車線を走っていたが、後続車に追いつかれたわけでもなく、そろそろ走行車線に戻ろうと思っていた。まさにその瞬間、どこからともなく現れたパトカーの赤灯が視界に入って来た。
そして、停止を求められたのだ。
わたしを停めた警察官の一言は、「ちょっと速かったですねえ」。速度違反をしたときのお決まりの一言である。
しかし、そのあと予想外の言葉が続いた。
「追い越し車線を走り続けたら違反になるのは知っていましたか」
「え? はい。(それは知っている。2km以上走ったらダメなのだ)」
(え? 追い越し車線2kmも走ったっけ?)と心の中で思いながらも署名をした。しかし、後日、「補足欄」を良く見たら、なんと「約1.5km通行」と書いてある!
え? 1.5kmでも捕まる? 2kmじゃないの?
実はその時は、気が動転していて、補足欄を確認することを忘れていたのだ。
静岡県警と自動車教習所に確認してみた
ネットで色々調べてみたら、同じように通行帯違反で捕まったひとたちがSNSに「1km走行でも捕まった」「1.5kmで捕まった」などと書いている。
そこで、静岡県警に聞いてみたところ……。
「追い越し車線はおおむね2kmまで走っていいと教習所で習ったのですが、違うんでしょうか?」
「2kmと言う規定はありません。追い越しが終わったら、速やかに走行車線に戻ってください。追い越し車線は、追い越しのためにだけ使われる車線です」
今日まで、「追い越し車線は2kmまで走っていい」と信じていたのに。なんで?
確かに教習所で習ったはず。でもそれも30年も前の話だからもしかして、最近は違うのかも? と思い、今度は神奈川県内、東京都内
の自動車教習所4か所に聞いてみた。
「追い越し車線は何kmまで走っていいのでしょうか?」
「おおむね2kmですね」「だいたい2km以内で走行車線に戻るよう学科教習で教えています」「追い越しをして、走行車線に安全に戻るために必要な距離ということで約2kmと教えています」
などなど!ざっくりまとめると、4か所すべて「追い越し車線は2kmまで走ってもいい」との答えだった。