メルセデス-AMG 新シリーズ「35」日本導入 エントリーモデル、A35 4マティックとは?
公開 : 2019.08.27 11:10
メルセデス-AMG A35が日本発表。AMGのエントリーモデルとして、先代A45とは異なる客層にアピールします。日本価格も発表。
35シリーズとは
メルセデス・ベンツ日本が、高性能モデルを扱うメルセデス-AMGブランドの新型車「35シリーズ」を日本で発表した。
今回発表されたのは「メルセデス-AMG A35 4マティック」、その発表記念特別仕様車の「同A35 4マティック・エディション1」だ。
本日より注文受付を開始し、10月以降の納車を予定している。
35シリーズは、前輪駆動の車体構造を持つ車種に、高出力エンジン、四輪駆動システム、シャシー補強、サスペンション・チューンを施した高性能モデル。快適性も損なうことがないように開発され、従来の「45シリーズ」より低い価格設定とされた新モデル・シリーズだ。
車体構造に関しては、A35シリーズでは車両前部のねじり剛性を強化するためにアルミ製プレートをエンジン下部に配置。アンダーボディ前部にも2本のブレースを追加している。
マルチリンクを採用
サスペンションは、前をマクファーソンストラット、後ろをマルチリンクとした。後輪には、横方向のアーム3本とトレーリングアーム1本、それに先代A45 4マティックのホイールキャリアとベアリングを装備している。
A35 4マティックのM260型2.0L直4ターボ・エンジンは、ツインスクロール・ターボに加え、可変バルブリフトシステムの「カムトロニック」を採用。最高出力306ps、最大トルク40.8kg-mを発揮する。
トランスミッションは、素早いシフトとギアのつながりに優れた7速デュアルクラッチを採用した。
また、ドライブモードは5種類から選ぶことができ、エンジン、トランスミッション、サスペンション、エグゾースト、ステアリングの制御が変更できる。各モードに自動選択される「ベーシック」「アドバンスト」という2つの「AMGダイナミクス」モードでは、ESPの制御を変化させることも可能だ。
打倒 BMW M135i xドライブ
外観はツインブレードを備えたフロントグリルを採用。専用シルバークロームのフロントスプリッターに加え、左右エアインテーク部にはシルバークロームの水平フィンを2本あしらった。
リアには、ルーフスポイラーを装着。専用デザインの大型リアディフューザーとクローム仕上げのデュアルエグゾーストエンドにより後ろ姿を引き締めている。
AMG A35 4マティックの日本価格は628万円(税10%)だ。
発表記念特別仕様車「A35 4マティック・エディション1」は、外装色にデニムブルーを採用。ボディサイドとホイールにはマットテックゴールドのアクセントを配している。
内装はアクセントステッチの入った、専用のマグマグレー/ブラックのツートーンレザー・シートを装備。ステアリングホイールは、ナッパレザーの「EDITION」ロゴで仕上げた。エディション1の日本価格は743万円(税10%)となっている。
メルセデス・ベンツはAMGのエントリーモデルを導入することでユーザーの選択肢を増やし、フォルクスワーゲンのゴルフR、新型BMW 1シリーズのM135i xドライブといったライバル勢に対抗する狙いがある。