フェルディナンド・ピエヒ逝去 VWグループ、哀悼の意 2名がコメント発表
公開 : 2019.08.28 16:33 更新 : 2019.08.28 22:23
VWグループは、長年にわたりCEOおよび監査役会会長を務めたフェルディナンド・ピエヒの逝去に際し、哀悼の意を表しました。多くの施設で半旗が掲げられているそうです。
VWグループ ピエヒの逝去、哀悼の意
フォルクスワーゲン・グループは、長年にわたりCEOおよび監査役会会長を務めたフェルディナンド・ピエヒの逝去に際し、哀悼の意を表した。
フェルディナンド・ピエヒのフォルクスワーゲン・グループにおけるキャリアは、1972年にアウディAGから始まる。
1988年以降、アウディAGのCEOを務め、1993年にはフォルクスワーゲンAGのCEO職を引き継いだ。
2002年、ピエヒはフォルクスワーゲンAGの監査役会会長に選出され、2015年、フォルクスワーゲン・グループでの職務を辞した。
フェルディナンド・ピエヒを追悼し、ウォルフスブルグやドレスデン工場など、フォルクスワーゲンの多くの施設で半旗が掲げられている。
VW AG監査役会会長のコメント
「フェルディナンド・ピエヒは、情熱的なマネージャーとして、独創的なエンジニアとして、そしてビジョンを持った経営者として自動車史を作ってきました」
「1960年代以降、彼は自動車の発展を決定的に形作り、業界全体、とりわけフォルクスワーゲンを躍進させ、グローバルモビリティグループに変革しました」
「当社およびその従業員は、ピエヒに深く謝意を感じており、同氏の業績に最大限の敬意を表するものです」
「ご家族とご親戚の皆様にお悔やみを申し上げ、ピエヒと彼の人生をかけた仕事を偉大な記憶として留めます」
ハンス-ディーター・ペッチ
VW AGのCEOのコメント
「フェルディナンド・ピエヒは大胆で、経営者として常に一貫しており、そして天才的な技術者でした」
「ポルシェ917などの伝説的な車両やル・マンでの勝利を通し、若いエンジニアとして、ポルシェをレースブランドとして定着させました」
「1972年以来、アウディをクワトロドライブやTDIエンジンなどの革新により技術的に発展させ、CEOとしてプレミアムブランドに育ててきました」
「フォルクスワーゲン・グループを率いるフェルディナンド・ピエヒは、国際化を進め、ベントレー、ランボルギーニ、ブガッティをグループに統合し、グループ内の複数のボリュームブランドにおいて一貫したプラットフォーム戦略を展開し、国際競争力を強化しました」
「またスカニアとMANをグループに統合し、世界的に競争力のある商用車サプライヤーの基盤も築きました」
「技術的には、Dr.ピエヒとその開発チームは、実現可能な限界を何度も超えています。世界初の1Lカー(1Lの燃料で100km走行可能)から1001psを発生するブガッティ・ヴェイロンまで」
「フェルディナンド・ピエヒはなによりも自動車業界において細部にわたる品質と完璧さをもたらし、それをフォルクスワーゲンのDNAとして深く定着させました」
「わたしは、ピエヒの業績に感謝するとともに、尊敬を感じています」
ヘルベルト・ディース