スバル 排気管組み付けの不具合で約3万台をリコール WRX/レヴォーグ/フォレスター

公開 : 2019.09.05 20:50

スバルが3車種でリコールを実施します。フロントのエグゾーストパイプを組み付けた際、締め付けトルクが低かったものがあるとのこと。走行中に緩んで隙間から排気ガスが漏れ出すおそれがあります。

排気ガスが漏れるおそれ

スバルは9月5日、WRX/レヴォーグ/フォレスターの3車種で排気管に不具合が見つかったとして、国土交通省にリコールを届け出た。

問題が見つかった箇所は、エグゾーストパイプのフロント部分。水平対向エンジンの下に排気管を組み付ける際、締め付けトルクの指示が不適切だったため、実際に必要な締め付けトルクよりも低いトルクで締結された車両があるという。そのため、走行中の振動などにより緩みが生じる可能性があり、最悪の場合は隙間ができてそこから排気ガスが漏れるおそれがある。

スバル・レヴォーグ
スバル・レヴォーグ

改善措置として、対象となる車両はすべて、フロントエグゾーストパイプ取り付けナットの締結状態を点検。規定トルクに達していない場合は、締め直す、のではなく、フロントエグゾーストパイプとガスケットを新品に交換する。

水平対向エンジンは左右にシリンダーバンクがあるので、フロントエグゾーストパイプは片側3箇所ずつのナットで組み付けられている。

報告7件 事故はなし

使用者にはダイレクトメールで通知が来るとのこと。改善実施済車は、運転席ドアチェッカー取付けボルト頭に黄色のペイントが塗布される。

なお、この不具合は市場からの情報によってわかったという。今まで7件の不具合が報告されているが、これを原因とする事故は起きていない。

スバル・フォレスター
スバル・フォレスター

対象車は以下の通り
平成27年5月から平成29年10月に製作されたWRX:1万197台
平成27年5月から平成29年10月に製作されたレヴォーグ:1万1714台
平成27年5月から平成30年2月に製作されたフォレスター:1万313台
合計3車種3型式:3万2224台

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