独断と偏見で選ぶ 英国版AUTOCARお気に入り50台 50〜40位
公開 : 2019.09.07 05:50
今回だけはジャーナリストのルールを無視して、英国版AUTOCAR編集部が独断と偏見で選んだいま英国で購入することの出来る新車ベスト50台をご紹介します。ランクインした多くが納得のモデルであり、最後に残った5台にもご賛同頂けるのではないでしょうか。まずは40位までです。
もくじ
ージャーナリストの心得 今回は特別
ー50位:ボルボXC90
ー48位:スコダ・オクタヴィアvRS
ー46位:BMW i3
ー44位:ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ
ー42位:トヨタ・カローラ
ジャーナリストの心得 今回は特別
ジャーナリストとして守るべき最初のルールは、読者を意識して記事を執筆するということであり、われわれはつねにこのルールに基づいて各モデルを評価してきた。
例え個人的にはまったく魅力を感じないクルマだったとしても、それが出来の悪さや、ひとにお勧めできないモデルだということを意味しているわけではない。
そうしたモデルもあるひとびとにとっては魅力的な存在であり、われわれにはさまざまな読者がいることを考えれば、ときにはまさにお勧めすべきモデルともなる。
だが今回は別だ。過去数年にわたり年に1度、われわれの独断と偏見に基づいて新車で購入することのできるお気に入りの50台を発表してきたのであり、前回は5万ポンドという価格上限を設けたが、今回はすべての新車に門戸が開かれている。
さらに、少なくともわれわれにとって喜ばしいのは、ルールどころかどんなモデルがリストアップされるべきかの指針すらないということであり、つまり、他にお気に入りのモデルが49台以下しか存在しなければ、そのモデルはリストに入り、そうでなければ入らないとうことだ。
今回のリストはロードテスターたちとエディターの直観で決められたものでしかない。なお、来週からはいつもどおりの記事に戻るのでご安心を。
50位:ボルボXC90
このクルマが登場して以降の輝かしい実績を考えると、ボルボの復活劇は遠い過去の話のように思えるが、復活というよりも革新と呼ぶにふさわしい物語はこの大型SUVとともに始まっている。
スタイリッシュで余裕を感じさせるXC90は、その素晴らしく洗練された広々としたキャビンによって、依然として長距離移動で素晴らしい魅力を発揮する。
49位:アウディA6アバント
今回登場するなかで、最速のエステートでもなければ、もっとも広いわけでも、最高のハンドリングを持つわけでもなく、もっとも快適なモデルですらない。
だが、全方位に渡る高い性能を備えたオールラウンドなモデルとして、A6アバントは見事な能力を発揮しており、そうしたオールラウンド性能こそ、まさにこうしたモデルに求めるものではないだろうか?
48位:スコダ・オクタヴィアvRS
オクタヴィアvRSをやや安価なプライスタグを掲げ、より広々としたキャビンスペースを確保したフォルクスワーゲン・ゴルフGTIだと呼ぶことが正しくはないとしても、決して的外れな表現ではないだろう。
さらにこのクルマは良いデザインというのは決して古びないということを証明する存在でもある。デビュー後6年でフェイスリフトを一度経験しているが、このクルマはその実力でトップ50入りを果たしたのだ。
47位:ベントレー・ベンテイガ
トップ50にランクインしているすべてのモデルがそれに相応しい出来栄えを誇るが、もしまだディーゼルエンジンがそのラインナップに残っていたなら、このベントレー製SUVははるかに上位にランクインしていただろう。
その決して魅力的とは言えないルックスや奇妙なモデル名にもかかわらず、ベンテイガは依然として最高のエンジニアリングから産み出されたSUVだと感じさせる、まさに誇るべきモデルだ。