アウディA5がマイナーチェンジ 4気筒にもマイルドハイブリッドを採用
公開 : 2019.09.07 07:50
アウディA5シリーズがマイナーチェンジしました。スタイリングがリフレッシュされたほか、インテリアでは新たにタッチスクリーンを導入。4気筒エンジンに12Vマイルドハイブリッドが採用され、燃費も向上しました。
マイルドハイブリッドで燃費改善
アウディがA5のマイナーチェンジを発表した。デザイン面で他のラインナップと足並みを揃えたほか、新たにマイルドハイブリッド・パワートレインが加わった。
アップデートを受けたA5クーペ、A5カブリオレ、A5スポーツバックは、高性能モデルのS5と共に、2020年モデルとして年内に発売される予定だ。欧州仕様のS5は今年春、ガソリンV6ターボからディーゼルV6マイルドハイブリッドに変更されている。
欧州では発売時に4種類の直列4気筒ガソリンおよびディーゼル・エンジンが用意され、新たに12Vのマイルドハイブリッドが採用された。クランクシャフトに結合されたベルト駆動のオルタネーター/スターターが、減速時にエネルギーを回生して電力に変換し、小型のリチウムイオンバッテリーに蓄える。このシステムによって燃費を改善し、CO2排出量を減らすことができたとアウディは言う。
インフォテインメントを大幅改良
ビジュアル面のアップデートは、大部分が先にリフレッシュを受けたA4に倣ったものだ。前後バンパーのスタイリングが刷新され、エアインテークが大型化した。ワイドになったグリルのデザインはトリムレベルによって異なる。SラインはS5と同じハニカム・メッシュだが、下位トリムでは水平スラット(横桟)になる。ボンネットの下には、コンパクト・モデルのA1と同じような3つの切り込みが設けられた。全車LEDヘッドライトは標準装備。オプションでマトリックスLEDも装備できる。
インテリアはさらに大きな変更が施された。従来のA5に備わっていたインフォテインメント用のロータリー式コントローラーは姿を消し、代わりに10.1インチ・タッチスクリーンを採用。新たなインターフェイスがA7やA8から受け継がれた。
アウディ・ヴァーチャル・コクピットと呼ばれる12.3インチのデジタル・メーターパネルも、ナビゲーションのソフトウェアがアップデートされている。Wi-Fiホットスポットは全車標準装備。ソフトウェアのアップデートも無線ネットワークを通じて行える。
英国や日本での販売価格はまだ発表されていないものの、従来型よりわずかな値上げが予想される。ドイツ本国では、12Vマイルドハイブリッドを搭載するA5クーペ40TFSIが4万2900ユーロ(約506万円)から。今年秋に注文受付が始まり、納車は2020年はじめになる予定だ。