独断と偏見で選ぶ 英国版AUTOCARお気に入り50台 番外編1
公開 : 2019.09.14 05:50
今回だけはジャーナリストのルールを無視して、英国版Autocar編集部が独断と偏見で選んだいま英国で購入することの出来る新車ベスト50台をご紹介します。ランクインした多くが納得のモデルであり、最後に残った5台にもご賛同頂けるのではないでしょうか。番外編1です。
好きにならずにいられない
スバルXV
パフォーマンス至上主義者からは3つ星程度の評価しか得られないが、XVにはなぜか心惹かれるものがある。
それなりのグランドクリアランスと短いオーバーハング、さらには全体的に漂うタフな雰囲気が、このクルマをホンダCR-Vや日産キャシュカイ、その他多くのソフトローダーといった、子供たちを学校へと送り迎えするためだけのモデルに対する一服の清涼剤のような存在にしている。
独特な設計と工業製品然としたこのクルマのルックスが好みなのだ。
セアト・アローナ
このクルマはコンパクトクロスオーバーであり、個人的にコンパクトクロスオーバーのことはまったく快く思っていない。もっとも捉えどころのない存在であり、絶対にだれも求めていない問いへの答えだ。
そして、個人的にアローナのことはとても気に入っている。気軽に乗れて、運転しても悪くないモデルだ。
スマート・フォーツー
高価で実用性に劣るモデルであることは分かっているが、目的のハッキリとしたクルマが好みであり、その点でスマートはすべてにおいて今回の勝者と同じくらいの徹底ぶりを見せてくれる。
市街地を移動するためのモデルとして登場しているが、そのコンパクトさと極端に短いホイールベースのお陰で運転しても楽しい。
メルセデスAMG G63
メルセデスAMGのGクラスのようなクルマに対しては、思わず気恥ずかしさを感じないわけにはいかないのであり、それは例え11.3km/Lの燃費性能を誇るG350dであったとしても変わらないだろう。
だからこそ、完全に人格を変えてG63を選ぶことにしたのだ。まさに乗り込むにはタラップが必要なのと同じくらい、このクルマには584psを発揮するV8エンジンが必要とされているのであり、それがこのクルマの魅力でもある。
(番外編2へつづく)