ワゴンの実車を撮影 新型カローラ・ツーリングWxB 1.2Lターボ(6MT)の内装/トランク

公開 : 2019.09.17 16:05  更新 : 2021.10.11 09:25

トヨタが新型カローラを発表。ここではワゴンの上級グレード車、1.2Lターボと6速マニュアルを搭載する「カローラ・ツーリングWxB」を実車写真でご紹介しましょう。写真39枚。

ワゴン フィールダーを名乗らず

photo: Kazuhide Ueno(上野和秀)

 

トヨタが、新型トヨタ・カローラ(セダン)、およびカローラ・ツーリング(ワゴン)を発売した。

新型カローラ・ツーリングWxBの外観
新型カローラ・ツーリングWxBの外観

TNGAプラットフォームを採用した12代目は、既報の通り3ナンバーとなっている。日本仕様を専用ボディに変更したのは、わが国の使用環境への対応、既存オーナーが新型に乗り換えしても困らないように配慮した結果だ。

ここでは新型ワゴンとなるカローラ・ツーリングの実車写真をご紹介したい。撮影したのは、1.2Lターボ/6速マニュアルを採用するカローラ・ツーリングWxB(FF)である。

日本専用設計とは

日本で販売されるカローラ・ツーリングWxBのボディサイズは、全長4495×全幅1745×全高1460mm。欧州仕様のワゴンと比較して、全長が155mm短く、全幅が片側22mm狭い。

このうち全長のマイナス155mmというのは、リア・オーバーハングが95mm、ホイールベースが60mmという割合。つまり、フロントのオーバーハングは欧州仕様と変わらず、主に後席の足もとスペースを短縮したことになる。

新型カローラ・ツーリングWxBの荷室
新型カローラ・ツーリングWxBの荷室

従来型のフィールダーと欧州仕様車のちょうど中間サイズにあたるのが、新型カローラ・ツーリングになるわけだ。

ドアミラーも日本向けに

さらに日本仕様ではドアミラーの形状を変更。欧州仕様に比べて、ミラーの本体を16mm上方に、17mm車体側に寄せることで出代(でしろ)を減少している。

こうすることで懸念となるのが風切り音。開発陣は、「ドアミラーとドアガラスの隙間が狭くなるので、空気が乱れやすくなり、風切り音が発生しやすくなります。その対策としてドアミラー側にフィンを追加しております」と説明。細かな作り込みで対応した。

ドアミラーは、欧州仕様よりも車体寄りに設置。風切り音対策のフィンを追加した
ドアミラーは、欧州仕様よりも車体寄りに設置。風切り音対策のフィンを追加した

また、フロントドアについては、トリムの厚みを従来型比で16mm細くしている。これにより従来型のオーナーが利用している駐車枠でも乗降性は確保されているという。

カローラ・ツーリングWxB(FF)のスペック

価格:245万8000円(税10%)
全長×全幅×全高:4495×1745×1460mm
ホイールベース:2640mm
エンジン:1196cc直4ターボ
トランスミッション:6速マニュアル

最高出力:116ps/5200-5600rpm
最大トルク:18.9kgm/1500-4000rpm
車両重量:1320kg
燃費(WLTC):15.8km/L

新型カローラ・ツーリングWxBの内装
新型カローラ・ツーリングWxBの内装

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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