カロッツェリア・サイバーナビ新型 YouTube/Amazon Prime Video視聴可 自宅レコーダー遠隔再生

公開 : 2019.10.02 22:58  更新 : 2021.10.19 19:49

新サイバーナビ発表。愛車でYouTube、Amazon Prime Videoを視聴できます。自宅のレコーダーに録りためた番組だって、遠隔再生。NTTドコモと手を組んで実現した真のオンライン・カーナビを紹介します。

ドコモ・イン・カー・コネクト対応

text & photo:Hiroyuki Kondo(近藤浩之)

パイオニアが「2019冬 カロッツェリア新商品発表会」において公開した、フル・モデルチェンジされた新型サイバーナビ。「クルマを真のオンライン化へ」という新しい提案のもと、サイバーナビは新時代に突入した。

これまでもスマホへの接続などでナビのオンライン化は進められてきたが、今回の新型サイバーナビでは、ナビ自体が、“Wi-Fiルーター化”ともいえる進化を遂げている。そのキーポイントとなるのが、NTTドコモとの協業によって実現した、「ドコモ・イン・カー・コネクト」への対応だ。

新型は、YouTubeを直接サイバーナビで視聴できる
新型は、YouTubeを直接サイバーナビで視聴できる

これは定額で容量・速度制限なしのNTTドコモのLTEを使い放題とすることで、サイバーナビを搭載した車内空間が、自宅の様なストレスフリーのオンライン空間になるというもの。

詳細は後述するが、クルマの中がWi-Fi環境の整った自宅のリビングのようになるということだ。ちなみに料金プランは、1日500円、30日1500円、365日1万2000円(新型サイバーナビ購入特典として365日無料も)という3プラン。1日だけの定額使い放題というプランは、NTTドコモでも初めての導入なのだという。

3つのオンデマンド

ドコモ・イン・カー・コネクトへの対応した新型サイバーナビ。ストレスのない高速・大容量のデータ通信が可能となって実現したのが、クルマの中でオンデマンドを楽しめる真のエンターテインメント+α。このオンデマンド機能は、大きく分けて3つの機能に分かれている。

1つ目は、WEBブラウザ機能により、YouTubeを直接サイバーナビから視聴できるという「ストリーミングビデオ」。サイバーナビ本体で、スマホやパソコンの様に動画を選択、視聴できる他、自分のIDでログインも可能となっている。

車内にいながら自宅のレコーダーの録画番組を再生する概念図
車内にいながら自宅のレコーダーの録画番組を再生する概念図

2つ目は、自宅などに設置しているブルーレイ・レコーダーをリモート操作することで、録画した番組や、ライブの放送などをサイバーナビで視聴できる「レコーダーアクセス」だ。

愛車で、自宅のレコーダー再生

クルマの場合、直接ブルーレイ・レコーダーとペアリングすることは難しいが、ペアリング専用アプリがインストールされたスマートフォンで、家庭のレコーダーとペアリング。

そのスマホを車内に持ち込んで、サイバーナビとペアリングすることで、直接サイバーナビがレコーダーにリモートアクセスすることが可能となっている。

サイバーナビで、スマホを介して自宅のレコーダーを再生
サイバーナビで、スマホを介して自宅のレコーダーを再生

これにより車内にいながら、LTEを介してレコーダーを操作。録画した番組や、地デジの放送、家庭のブルーレイ・レコーダーのチューナーでBS/CSの視聴が可能ならば、それらのライブ放送も視聴できるというわけだ。

サイバーナビから操作できるのは、現在のところパナソニック、シャープ、レグザ、I-O DATA 、BUFFALOの対応機器となっている。

記事に関わった人々

  • 近藤浩之

    Hiroyuki Kondo

    某自動車雑誌を経てフリーに。2013年に(株)スカイピクチャー設立(とはいっても1人で活動)。仕事は写真/動画の撮影編集、たまに作文。対象はクルマを始め、建築/フード/人物など幅広いが、要は何でも屋の便利屋。苦手なことは、自分のプロフィールを自分で書くこと(要はこの文章)

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