トヨタ・グランエース 12/16発売 3列6人・4列8人乗りの価格/サイズ/内装/スペックを解説

公開 : 2019.11.25 13:30  更新 : 2021.01.28 17:45

グランエース シャシー

グランエースは、FR(フロントエンジン・リアドライブ)の駆動方式を採用している。これは、メルセデス・ベンツVクラスと同じ方式だ。

アンダーボディは、原理原則に基づき、サイドメンバーをストレートに通すストレートラダー構造とし、フロア面のねじれ剛性を確保している。さらには、各ピラーをアンダーボディと結合した環状骨格構造を用いることで、高剛性ボディを実現している。

トヨタ・グランエース
トヨタ・グランエース

サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式独立懸架、リアはトレーリングリンク車軸式を採用。高いボディ剛性に対して、サスペンション・ジオメトリーの最適化やストロークの確保によって、接地感のある上質な乗り心地と高い走行安定性を両立している。

またFR方式の採用で最適なステアリング切れ角とギア比の設定により、最小回転半径は17インチ・タイヤ装着車で5.6mを達成。市街地での取り回しの良さも得られている。

グランエース パワートレイン

フロントに縦置きされるパワーユニットは、1GD-FTV型と呼ばれる2754ccの直4直噴ディーゼル・ターボエンジン。インタークーラーも装着し、最高出力は177ps/3400rpm、最大トルクは46.1kg-m/1600〜2400rpmを発生するクリーンディーゼルだ。

高級車に求められる滑らかさと静粛性に加え、低回転からトルクフルな走行を実現する。また、ディーゼルエンジンながら、アルファード/ベルファイアのガソリンエンジン並みの静粛性を追求している。

トヨタ・グランエース
トヨタ・グランエース

車重は2700kgを超える大柄なボディながら、アイドリングストップ機構も備え、WLTCモードで10.0km/Lという、なかなかの好燃費を達成している。燃料タンク容量は70Lだから、東京〜名古屋間往復くらいの距離なら無給油で走れそうだ。

DPR触媒や尿素SCRシステムの採用により、窒素酸化物(NOx)を大幅に低減。これにより排出ガス規制の基準「ポスト新長期規制」に適応している。

組み合わされるミッションは、6速オートマティック。インパネシフトを採用している。

グランエース 装備

ディスプレイオーディオ(DA)とデータ・コミュニケーション・モジュール(DCM)を標準装備し、安心・便利なコネクティッドサービスを選択可能。

スマートデバイスリングに対応するTCスマホナビや、音楽・ラジオアプリなどをDA上に表示して操作可能とし、LINEカーナビでは音声認識で目的地設定やLINEメッセージの送受信、音楽再生などが可能。アップルカープレイ、アンドロイドオートもオプションでDA上に表示して操作が可能だ。

トヨタ・グランエース
トヨタ・グランエース

安全装備では、歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼間)を検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ採用の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を装備。

インテリジェントクリアランスソナー[パーイングサポートブレーキ(静止物)]、リアクロストラフィックオートブレーキ[パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)]、デジタルインナーミラーなど、安全・安心をサポートする機能も充実している。

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