【4モデル投入へ】新型VWゴルフ GTI/GTD/GTEは2020年3月発表 ゴルフRは7月に
公開 : 2019.12.23 11:50
VWゴルフの新しいモデルGTI、ディーゼルGTD、プラグインハイブリッドGTEが2020年3月に、Rが7月にそれぞれ発売されます。Rプラスの最大出力は350psにまでなるという内部関係者からの情報もあります。
VWゴルフ4モデルが2020年に順次発売
独フォルクスワーゲンは2020年末までに、GTI、ディーゼルGTD、プラグインハイブリッドGTE、Rの、ゴルフ4モデルを順次発売する。
フォード・フォーカスSTのライバルとして投入されるGTIは、3月のジュネーブ・モーターショーで発表、その後すぐに発売される予定。
Rバージョンは7月にグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで発表される。
通常のゴルフからGTIへの変更点はあまり多くなく、デュアル・エグジット・テールパイプ、レッド・ブレーキキャリパー、チャンキー・エアインテーク、およびクルマの下部を囲むボディキットなどとなるだろう。
GTIのエンジンとパワートレイン
以前、次世代ゴルフGTIには、ハイブリッド化の計画があったが、2018年にCEOに就任したヘルベルト・ディースの決定により、従来のガソリンエンジンが搭載されることとなった。
評判も売れ行きも良かった第7代目のハードウエアの大部分を、引き継ぐかたちとなる。
既存の7代目ゴルフGTIで使用されていた、アウディのEA888 2.0Lガソリン・ターボ・エンジンのアップデート・バージョンが搭載される。
現行モデルと同様、2種類の最高出力が設定される見込みで、標準仕様は245ps、現行GTIパフォーマンス・バージョンの後継となる高出力仕様は290psとなる。
フォルクスワーゲンが、レーシング・シリーズを去る決定を下したため、パフォーマンス・バージョンはTCRバッジではなく、クラブスポーツのバッジを着用されると予想される。
GTE、GTD、Rの詳細
GTEには1.4Lターボ・ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたものが採用される。
最高出力は245ps。低出力の204psのバリエーションも期待されている。
最大69kmゼロエミッション走行を可能にする13kWhのバッテリーを使用し、エンジンの助けを借りずに最大140km/hでの走行が可能。
パフォーマンスや計画台数などの詳細はまだ明らかにされていない。
GTDの詳細もあまり明らかにされていない。
定評のある2.0Lディーゼルエンジンとマイルドハイブリッド技術を採用することはわかっているが、出力などは未確認。
以前のバージョンでは183psと38.6kg-mのトルクが得られたが、数値は改善される可能性がある。マイルド・ハイブリッド・システムの採用による、燃費の向上も期待できる。
新しいRは、エントリーモデルでも少なくとも300psの大幅にブーストされたEA888モーターを使用する可能性が高く、全輪駆動となるだろう。
Rプラスに至っては、以前噂されていた400psよりは低いが、350psにまで達するという内部関係者からの情報も入っている。