【価格高騰中】ホンダCRX 2代目 エンジンに魅力 中古購入、コンディションが重要

公開 : 2019.12.31 08:50

期待し過ぎは禁物

オーナーであるマット・バックナールもCRXを愛するひとりだが、CRXの購入を考えるひとびとに対して、このクルマのサスペンションに期待し過ぎてはいけないと話す。

「当時であればシャープに感じたかも知れませんが、現代のより強固なボディに引き締められた足回りを組み合わせたモデルと比べれば、例えコンディション良好な個体であっても物足りなさを感じるとともに、高扁平のタイヤがソフトな印象を与えるでしょう」

ホンダCRX中古車バイヤーズガイド
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だからこそ、彼は強化サスペンションを装着したモディファイ済みの車両を避けるべきではないと言うのだ。正しいモディファイが行われていれば、十分その効果を感じることが出来る。

そして、こうした車両の多くがJDM(Japanese Domestic Marketの略だ)と呼ばれる日本から輸入されたものだ。

日本からの輸入車両には十分な防錆が行われていないと批判する向きもあるが、実際にはほとんどの車両が完ぺきなコンディションを保っており、間違いなく防錆についても多くの英国の車両よりも優秀だ。

さらにはしばしば装備も充実している。

それでも、輸入手続きが適切に行われ、英国の道路交通法に合致していることは確認する必要があるだろう。

もしラッキーなら、そのボディサイドには「Civic Renaissance Experimental」の文字が輝いているかも知れない…。

CRXの中古車 購入時の注意点

エンジン

定期的なオイルチェンジとカムベルトの交換が行われているか、請求書を徹底的に調べる必要がある。

もしこうした証拠を手に入れることが出来なければ、フィラーキャップ周りに乳化したオイルが付着していないか、マフラーから青い排気ガスが出ていないかを確認しよう。

ホンダCRX中古車バイヤーズガイド
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プラグの焼け具合をチャックするとともに、カーボンやオイルの付着がないか確認が必要だ。

タペットの摩耗やミスファイヤ―が発生していないか、サウンドにも注意すべきであり、クーラントホースの状態とともに、クーラントエキスパンションボトルに漏れがないかチェックしよう。

長時間アイドリングを行った場合にはクーリングファンが作動するはずだ。

ドライブトレイン

各ギアに入れてみてシンクロがくたびれていないか確認するとともに、ベアリングが摩耗していないか異音の有無をチェックしよう。

クラッチにも滑りがなく、繋がるポイントが手前過ぎないことも確認が必要だ。

ブレーキとサスペンション、ステアリング

CRXは軽量なモデルであり、サスペンションの各ジョイント部とブッシュに掛かる負荷は小さいが、このクルマの年齢を考えれば、そろそろ交換が必要だろう。緩みや異音が発生していないか確認しよう。

低速でパワーステアリングが重い様に感じるかも知れないが、故障ではない。

ボディワーク

サイドシルとフロントフェンダーには特に錆が発生し易く、サンルーフのエッジ部分にも注意が必要だ。

ドア下側も同じように錆に弱い。

車両下部についてはドライバーを使って、不具合を隠すために最近防錆剤が塗られた形跡がないか確認しよう。

サブフレームも錆びやすく注意が必要だ。

インテリア

交換部品の調達が極端に難しくなっているため、内装のひび割れや破れたシートには注意が必要だ。

エンジン始動時にはすべての警告灯が一旦点灯することを確認しよう。

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