【波の形がポイント】ダンロップ・新タイヤ、ビューロVE304登場 東京オートサロン2020

公開 : 2020.01.11 22:45  更新 : 2021.10.11 11:30

東京オートサロン「DUNLOPブース」は、ファミリーで楽しめるタイヤのテーマパークに。発表直後の銘柄も展示中。現地写真が届きました。

未来に近づけるブース

photo:Hidenori Takakuwa (高桑秀典)/編集部

「安全な道を選んでくれる」タイヤ。「雨・雪で形状を変える」タイヤ。「新品から性能が変わらぬ」タイヤ。「リサイクルできる」タイヤ。

夢のテクノロジーで未来を変えようとしているダンロップ。今週末開催されている東京オートサロン2020では、そんなタイヤの進化の一端を目にすることができた。

東京オートサロン2020のダンロップ・ブースは体験型コンテンツで来場者を迎える
東京オートサロン2020のダンロップ・ブースは体験型コンテンツで来場者を迎える

プレミアム・コンフォート・タイヤといえば、静粛性や乗り心地に秀でた高性能銘柄である。

ダンロップは、それに冒頭のコンセプトの考え方を、最新技術で採り入れて「ビューロVE304(ブイイー・サンマルヨン)」という新タイヤを開発。オートサロンの会場で披露した。

ビューロ(VEURO)VE304とは

「新品から性能が変わらぬ」「雨・雪で形状を変える」という目標は、摩耗すると溝幅が広がりウェット性能が低下しづらくなる「3D波型グルーブ」という技術でチャレンジ。

さらに、ゴムのしなやかさが続く水素添加ポリマーという新素材を導入した。

3D波型グルーブを採用した新タイヤ、ビューロ(VEURO)VE304
3D波型グルーブを採用した新タイヤ、ビューロ(VEURO)VE304

このうち「3D波型グルーブ」についていは、路面とトレッドが接地する際に、パターンノイズを吸収する効果を実現。

こうした新テクノロジーに、ダンロップが培った「サイレント・コア」、ロードノイズを抑える「ハイブリッドバンド」を組み合わせることで、ブランドとして最上級の静粛性を持つビューロVE304が誕生した。

3/1発売 64サイズを用意

ダンロップ・ブースでは、こうした進化を来場者が味わえる体験型コンテンツを用意。

新旧ビューロの摩耗の進みを比べられる「ドライブ・シミュレーター」、技術コンセプト(SMART TYRE CONCEPT)を覗く「タイヤ・トリップ・シアター」など、家族連れで楽しめるアミューズメント・パークのような空間になっている。

SMART TYRE CONCEPTを覗く「タイヤ・トリップ・シアター」
SMART TYRE CONCEPTを覗く「タイヤ・トリップ・シアター」

ダンロップ・ビューロVE304は、3月1日から順次発売。15インチ~21インチまで、合計64サイズをラインナップする。

なお東京オートサロン2020は、千葉県・幕張メッセで、1月12日まで開催されている。

記事に関わった人々

  • 高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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