【2021年発売へ】新型トヨタ86/スバルBRZ 開発者、ハイブリッド否定 2.0L→2.4Lターボか

公開 : 2020.01.14 19:10  更新 : 2021.01.28 18:11

トヨタとスバルが、共同でGT86とBRZの次世代モデルの開発を行っているとの情報が入りました。パフォーマンス、デザインなどの大幅なアップグレードが期待されるこのモデルは、2021年に発売される予定です。

次世代トヨタGT86/スバルBRZ

text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)

トヨタとスバルが、共同でGT86(日本名:86)とBRZの次世代モデルの開発を行っている。

2012年の発売以来あまり販売が伸びなかったため、次世代の生産は疑問視されていたが、AUTOCARの独自取材で後継モデルが開発されることがわかった。

AUTOCARが作成した、トヨタGR86/スバルBRZのイメージ図。
AUTOCARが作成した、トヨタGR86/スバルBRZのイメージ図。

トヨタの社長、豊田章男は、モータースポーツ・プログラムを担当するガズー・レーシング部門のもと、ブランドのイメージを高めるためにパフォーマンスモデルを積極的に採用している。

GT86は、成長するパフォーマンスカーのラインナップ中の重要なモデルとなっている。

オリジナルのGT86は、ガズー・レーシングによって開発された最初のモデルだ。

同じくガズー・レーシングが開発したGRスープラ、GRヤリスにネーミングを合わせて、GT86はGR86と改名される。

次世代スポーツカーの詳細

現行モデルはスバルのプラットフォームを採用しているが、同社の現在のアーキテクチャは後輪駆動車には適していない。

AUTOCARは新しいモデルがトヨタのTNGAプラットフォームで構築される可能性が高いと考えている。

トヨタ「GR86」のAUTOCARイメージ図。
トヨタ「GR86」のAUTOCARイメージ図。

パワートレイン開発で主導権を握るのは、スバルになるだろう。

AUTOCARは、フラット4「ボクサー」エンジンを引き続き採用する可能性が高いと考えている。

既存の2.0L自然吸気ユニットは、現在アセント、レガシー、アウトバックで使用されているターボチャージ2.4Lのパワープラントに切り替えられるだろう。

アセントで最高出力258psを達成するこのエンジンは、現行モデルからの大幅なアップグレードとなる。

スーパーチャージャーによる大幅なトルクのアップグレードも期待される。

どちらのブランドも、自然吸気ユニットのドライバビリティと特性を惜しむ声があがるかもしれないが、そこはニーズとのバランスを取る必要があるだろう。

トヨタとスバルは、エクステリアとインテリアの両方のデザインの改善を検討している。

安っぽいと批判されていたキャビンは、技術、素材、フィット感と仕上がりなど多方面での改善がされるだろう。

より実用的な真の4人乗りになるかどうかは、まだわかっていない。

パワーのアップグレードなど多くの変更が加えられることを考えると、価格が上がる可能性が高い。

だが、アウディTTBMW Z4などのプレミアム・モデルとの戦いや、スープラとシェアを奪い合うことは避けたいだろう。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事