【フェラーリが圧倒的人気】2020年スコッツデール クラシックカー・オークション 高値をつけた20台の名車 前編
公開 : 2020.02.01 18:50 更新 : 2020.12.08 18:36
毎年恒例のスコッツデールでのオークションが開催され、今年も10日間の熱い入札の末、2994台のクルマが合計266億円で落札されました。フェラーリ、ランボルギーニ、ブガッティなど名車の数々をご紹介します。
もくじ
ー10日間の熱い入札
ー第20位 1937年 BMW 328
ー第19位 オーバーン852 SCボートテール・スピードスター
ー第18位 1958年 メルセデス・ベンツ300SLロードスター
ー第17位 1957年 メルセデス・ベンツ300SLロードスター
ー第16位 1937年 メルセデス・ベンツ 540K
ー第15位 1970年 ポルシェ 914/6
10日間の熱い入札
毎年恒例のスコッツデールでのオークション、今年も10日間の熱い入札の末、2994台のクルマが合計2億4400万ドル(266億円)で落札された。
カーコレクター・マーケットは、10年間の成長期を経て横ばいを続け、昨年はわずかに減少を見せている。
ボナムズが出品したアルファ・ロメオ8C 2300や、ワールドワイド・オークショニアズが出品したフェラーリF50プロトタイプなど、買い手のつかなかったクルマもあった。
しかし同時に、たくさんの素敵なクルマが新しいオーナーとめぐり合う場面もあった。
ここでは「クラシックカー」に限って、トップ20を昇順で紹介しよう。
バレット・ジャクソンで300万ドル(3億2600万円)で売られたコルベット・スティングレイ2020や、 RMサザビーズで237万ドル(2億5800万円)で売られたパガーニ・ウアイラ・ロードスターなど、新しいモデルは含まれない。
第20位 1937年 BMW 328
販売価格:83万ドル(9000万円)
この戦前のドイツの美しいクルマは、オークション前の見積額である35~45万ドル(3800~4900万円)の2倍の価格で落札された。
その歴史を振り返ると、人気の高さがわかる。
第二次世界大戦の終わりに、アメリカの陸軍将軍が購入して以来、75年間たった1人のオーナーによって大切にされてきた。
オリジナルのエンジンを保持しているなど、驚くほど手が加えられていない状態でオークションにかけられている。
新しいオーナーをきっと喜ばせるだろう。
第19位 オーバーン852 SCボートテール・スピードスター
販売価格:88万ドル(9580万円)
ワールドワイドのオークションの最大の目玉は、このハンサムな1936年のオーバーン852 SC ボートテール・スピードスターだ。
100台ほどしか生産されていない、この戦前のクラシックカーは、素晴らしいレストアが施され、完璧な状態でオークションにかけられた。
第18位 1958年 メルセデス・ベンツ300SLロードスター
販売価格:91万ドル(9900万円)
300SLのロードスターよりもガルウィングが人気があるように思われがちだが、美しいオープントップのプロト・スーパーカーには、クラシックらしい魅力がある。
グッディング&カンパニーが出品した2台の300SLロードスターのうち、1台の収益は子供の慈善団体に寄付される予定となっている。(もう1台は77万5000ドル(8450万円)で落札)