【高性能EVシリーズ】フォルクスワーゲンID.4 高性能「GTX」設定 2020年後半発売 欧州

公開 : 2020.02.03 11:41  更新 : 2021.02.02 18:48

フォルクスワーゲンが、高性能EVシリーズ「GTX」のバッチを付けた、ID.4 GTXを今年後半に発売します。ID.CROZZコンセプトをベースとした、電動SUVのトップバージョンになると予想されています。

高性能EVシリーズ「GTX」

text:Rachel Burgess(レイチェル・バージェス)

フォルクスワーゲン初のホットな電動SUVが、今年後半に発売されることが明らかになった。

GTIに続く新シリーズ、高性能EVシリーズ「GTX」が初めて採用されるのだ。

VW GTXのAUTOCAR予想図
VW GTXのAUTOCAR予想図

GTXシリーズ初のプロダクションモデルは、2017年に発表されたID.CROZZコンセプトをベースとした、電動SUVのトップバージョンになると予想されている。

ID. SUVには2種類あり、スタンダードモデルはID.4、クーペはID.5と呼ばれると予想されている。

どちらのモデルにもGTXバッジが付けられ、まず初めにID.4が発表される。

ID.3ハッチバックも、GTXシリーズモデルの候補として挙げられているが、これまでのVWのホットハッチの販売傾向を考えると、ID.4の方がよりアメリカや中国を含む主要マーケットで販売を伸ばし、短期間で高い利益率を達成できると予想される。

ID.3のパフォーマンス・バージョンも今後、生産される予定になっている。

ID.4 GTX

ID.4は、4月のニューヨーク・モーターショーで公開される予定で、ID.3に続いて第2番目のID.プロダクションモデルとなる。

ID.4は、VWグループのEV用アーキテクチャ、MEBをベースにしている。

VWゴルフGTI
VWゴルフGTI

コンセプトモデルには、83kWhのリチウムイオン・バッテリーと2基の電動モーターが搭載されていた。

最高出力は合わせて306ps、最大トルクは45.8kg-m、航続距離は500kmと予想されている。

GTXバージョンには大きなパワーが期待されるが、パフォーマンスモデルとの差別化のため、抑えめに設定される可能性もあるだろう。

3月のジュネーブ・モーターショーで新しいゴルフGTIとGTDが発表され、続いて夏には新しいゴルフRが登場する。

VWのホットモデルにとって、特別な年となるだろう。

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