【デザインの輪郭が明らかに】次世代レンジローバー・スポーツ プロトタイプを発見 2022発売 欧州
公開 : 2020.02.10 10:50
次世代レンジローバー・スポーツの、ウインターテストの様子が目撃されました。ヴェラールからデザインのヒント得たこのモデルは、より角張った輪郭と、はっきりとしたスタイリングラインを備えた、ハイブリッドとなるそうです。
次世代レンジローバー・スポーツ
次世代レンジローバー・スポーツが初めて目撃されてから数週間が経つが、今回はウインターテストを受けている様子が発見された。
氷につつまれた湖でテストを受けるプロトタイプは、発売を2年先に控えたモデルとしては、カモフラージュが少な目だ。
現行モデルのデザインの発展形にも見えるが、このモデルはヴェラールからインスピレーションを得たもので、より角張った輪郭と、はっきりとしたスタイリングラインを備えている。
当初、スポーツより先に発売を予定されている、レンジローバー、フルサイズSUVのプロトタイプはまだ明らかにされていない。
新しいディフェンダーの売り上げが好調な、ジャガー・ランドローバーは、昨年、同社の事業再編計画「プロジェクト・チャージ」の下、黒字化を達成している。
さらに大きな利益を生み出すべく、デザイナーとエンジニアは、2022年版レンジローバー・スポーツの開発に力を注いでいる。
3代目ポルシェ・カイエンのライバルとなる、新しいモデルは、金型から作り直すようなフルモデルチェンジは期待されていない。
新しいプラットフォーム、電動パワートレイン、最新のテクノロジーを採用し、既存モデルのような、高級感とダイナミックな機能の、絶妙なバランスを保つことが目標とされている。
今年の3月で、発売から7年となる現行のレンジローバー・スポーツは、今年、マイナーチェンジされ、マイルドハイブリッド直列6気筒インジニウム・エンジンが追加される。
7年経ったモデルは通常打ち切りになることが多いが、新しい「スリーインワン」MLAハイブリッド・プラットフォームの導入のための大規模なエンジニアリング業務によって、次期型モデルの開発が遅れているようだ。
利益を生み出すモデル
来年発表される予定となっている、レンジローバーの新しいフラッグシップモデルが優先的に発表されると言われているが、2005年に初代モデルが発売されて以来、スポーツは大きな利益をもたらしている。
2008年にフォードがランドローバーを売却するまでは、フォードが世界で展開するモデルラインナップの中で、初代スポーツが最も高い利益率を生み出していると言われていた。
年間売上台数は3万5000台程度だったが、ニーズが高く、健全な取引価格を保っていたことが大きいだろう。
ジャガー・ランドローバーの運命を大きく変えたのは、レンジローバーを上回り、年間販売台数8万台を達成した、現行の2代目スポーツだ。
ランドローバーは、他のメーカーと同様、2代目スポーツの平均取引価格を明らかにしていないが、控えめに見積もって1台あたり8万ポンド(1131万円)としても、小売価格での年間収入は、64億ポンド(9054億円)に相当する。
この成功を維持するため、初代と2代目で達成された、重量を抑える取り組みは、新しいモデルでも非常に重要となってくるだろう。