【手に入れるなら今年】2020年おすすめの中古モデル 20選 英国版 前編
公開 : 2020.02.22 05:50
2020年の英国中古車市場を展望してみました。中古車市場の価格は、さまざまな要素が複雑に絡み合って形成され、それは単にそのモデルに対する評価や走行距離、年式といったものだけには留まりません。英国版AUTOCARがおススメする今年手に入れるべき20台をご紹介します。
もくじ
ー新たな年 新たなチャンス
ージャガーIペイス(2018年~)
ーアストン マーティンDBSスーパーレッジェーラ(2018年~)
ートライアンフ・スタッグ(1970年~1977年)
ーポルシェ911(996型)(1998年~2004年)
新たな年 新たなチャンス
2020年も素晴らしいクルマを手に入れるチャンスが約束されている。
問題は、いつ、何を購入すべきかということであり、中古車市場に影響を及ぼす可能性のある今年の
トレンドや出来事を予想してみた。
さらには、現時点ではお買い得だが、もう直ぐ手の届かなくなる可能性のあるモデルも気になるところだろう。
007シリーズ最新作の公開やユーズドEV市場の拡がり、根強いディーゼル人気、さらには、より手ごろなプライスタグを掲げるようになってきた素晴らしいモデルたち。
こうしたすべてが2020年の中古車市場に影響を与えることになる。
是非素晴らしい中古車選びをお楽しみ頂きたい。
フォルクスワーゲンeゴルフ(2014年~)
掘り出し物を発見:フォルクスワーゲンeゴルフ35.8kWh、2017年下期登録、走行距離1万4500km、1万9500ポンド(278万円)
期待外れだったかも知れないが、2020年、フォルクスワーゲンがEV市場に大攻勢を掛けようとするなか、EVのゴルフはそのポジションをしっかりと固めることに成功したようだ。
eゴルフは2017年のバッテリー容量拡大に伴いフェイスリフトを受けており、スタンダードなゴルフと同じ改良が施されているのだから、手に入れるべきは全面的に熟成が進んだこうしたモデルということになるだろう。
2020年も手ごろなユーズドEVに対する需要に支えられ、その価格は安定しているに違いない。
ジャガーIペイス(2018年~)
掘り出し物を発見:ジャガーIペイスS、2019年上期登録、走行距離1万1300km、4万9999ポンド(712万円)
ジャガーIペイスのような高級EVは、まだユーズド市場で自らの立ち位置を探っているところであり、揺籃期にあるこうしたモデルの価格決定権は市場が握っている。
だが、こんな状況もそう長くは続かないだろう。
ルノー・ゾエi(2015年~)
掘り出し物を発見:ルノー・ゾエR240 iダイナミック、2016年上期登録、走行距離2万7400km、1万2750ポンド(182万円)
2015年からバッテリーを含んだ「i」グレードのルノー・ゾエを購入することが出来るようになった。
われわれは「バッテリー所有型」と呼ばれるこのスキームを気に入っており、多くのゾエのオーナーも同同じ意見のようだ。
2020年にはこうしたゾエの価格高騰が見込まれており、手に入れるならいまのうちだ。
ランドローバー・ディフェンダー(1990年~)
掘り出し物を発見:ランドローバー・ディフェンダー110 2.2 DPF XS、2014年上期登録、走行距離11万1000km、2万5000ポンド(356万円)
掘り出し物を発見:ランドローバー・ディフェンダー110 2.2 DPF XS、2014年上期登録、走行距離11万1000km、2万5000ポンド(356万円)
幸運が重なることなどない。
2020年、より高価なプライスタグを掲げた完全新設計の新型が登場することで、ディフェンダーの人気と価格は高騰するだろう。
さらに、新型ディフェンダーにインスパイアされたイネオス・グレナディアへの期待も高まっている。
つまり、こうした市場の興奮や価格がピークに達する前に、オリジナルの1台を手に入れるべきだということだ。
おススメは「掘り出し物」でご紹介しているような、2.2Lか2.4Lのディーゼルエンジン搭載の高年式モデルとなる。