【これ1台で、ジェームズ・ボンドに】ミニ・リマスタード、007劇中車に変身 ロータス・エスプリ仕様が登場
公開 : 2020.03.06 16:54
初代ミニを現代に蘇らせる「ミニ・リマスタード」。007劇中車のロータス・エスプリの姿にした特別仕様が登場。誰がオーダーしたのでしょう?
ユア・アイズ・オンリーのエスプリ
英国・シルバーストンに拠点を置くデイビッド・ブラウン社は、クラシック・ミニを新車のようにレストモッドして販売することで有名だ。
「ミニ・リマスタード」というピカピカの初代ミニを、メディアで目にしたことがある人も多いだろう。
ここでご紹介するのは、そのミニ・リマスタードを、さらに特別にアレンジした1台。モチーフは007の劇中車である。
ーー「007 ユア・アイズ・オンリー(1981年)」のロータス・エスプリのようにしてくれーー
そんなオーダーでもあったのだろうか。今回の個体は、マルーンとコッパーのカラースキームを用いている。
サイドデカールも再現
ボディサイドのストライプも再現され、「turbo」のエンブレムも現代的に蘇らせた。
BBS風にレプリカされた13インチ・ホイールは、入り組んだスポークが美しい。その隙間から、黒にペイントされたブレーキキャリパーも顔をのぞかせている。
デカールはターボを謳っているが、ボンネットの下に潜むのは、初代ミニと同じ自然吸気のAシリーズ・エンジンそのもの。それを1330ccまでボアアップし、最高出力は83psを得るに至った。
駆動力は5速マニュアル・ミッションを介して、前輪に届けられる。
007仕様のミニ 内装
内装は、ホワイトのレザーで誂えた。ダッシュボードはウッドのパネルでアレンジし、ステアリング・リムの木目とマッチさせた。
「ミニ・リマスタード」には“標準”装備となるスミスのメーター、7インチのインフォテインメント・タッチスクリーン(スマートフォン接続に対応)、6スピーカー・サウンドシステムも搭載されている。
サイモン・コーウェルがオーダー?
この1台。一説にはイギリスのオーディション番組で名物審査員となっている音楽プロデューサー、サイモン・コーウェルが買ったものと言われている。
デイビッド・ブラウン社はカスタマーの名前を明らかにしていないが、同社のリリース画像にはコーウェルの姿が写っているのだ。膨大な数の彼のカーコレクションに加わることになるのだろう。
今回の特別仕様の価格は明示されていない。しかし、ミニ・リマスタードの標準価格が9万ポンド(1235万円)であるから、それを超える値付けになっているはずだ。