【426psのサーキット性能モデル】BMW M2新型 後輪駆動で2022年発売 欧州
公開 : 2020.03.11 11:50
BMWが、新しいM2パフォーマンスクーペを2022年に英国で発売します。後輪駆動のツインターボ3.0Lガソリンエンジン、6速マニュアルギアボックスを搭載する、サーキット性能モデルとなるそうです。
M2パフォーマンスクーペ
BMWが、新しい後輪駆動のM2を2022年に英国で発売することが明らかとなった。
BMW内部でG87と呼ばれる、この第2世代M2クーペは、四輪駆動のM2グランクーペと、400ps以上を出力する1シリーズを含む、将来のコンパクトMのラインナップの一部となる。
パワートレイン
近日発表予定のM3およびM4と、最近投入されたX3 MおよびX4 Mに搭載される最新の6気筒ガソリンエンジンの、性能を抑えたバージョンを搭載する。
現在のM2で採用され、同様の構成をもつS55に代わる、S58と呼ばれるこのツインターボ3.0Lガソリンユニットは、同様の高回転特性で7200rpmを達成する。
公式の発表はまだないが、標準モデルで少なくとも426psを生成するとの、関係者からの情報が入っている。
これは、現行M2コンペティションより16p上乗せとなり、メルセデスAMG A45 Sのターボ2.0L 4気筒エンジンの422pspを上回るパワーとなる。
最大トルクは56kg-mとなり、サイズと重量の増加にもかかわらず、先行モデルとほぼ同等のパフォーマンスとなる。
現行M2と同様のドライブ比で構成された場合、0-97km/h加速は4秒以内、最高速度は280km/h前後となることが予想されている。
新しいM2は、第3世代Z4とその兄弟モデルトヨタGRスープラと、共通点の多い第2世代の2シリーズクーペがベースとなっている。
2021年の発売が予定されている、BMW内部でG42と呼ばれる新しい2シリーズクーペは、BMWのクラスターアーキテクチャ(CLAR)プラットフォームの最新版を採用する。
4ドアM235i xドライブ・グランクーペ・シリーズが、フロントアーキテクチャ(FAAR)プラットフォームをベースとした、横方向レイアウトなのに対し、新しいM2クーペは、縦方向エンジンマウントを採用し、現行モデルと同様のレイアウトを備える。
CLARプラットフォームには、スロットルオフエンジンのアイドリング、回生ブレーキ、電動ブースト機能などにとってキーとなる、48V電気アーキテクチャが採用されると予想される。
新しいM2の発売時点では、マイルドハイブリッドの採用はないと予想されているが、S58エンジン向けシステムの開発が進められているため、7年間のライフサイクルで投入される可能性はまだ残されている。
CO2排出量削減計画の一環として、将来のすべてのMモデルは、やがてマイルドハイブリッドテクノロジーを導入すると、AUTOCARは予想している。