【事業の継続性も重視】FCAイタリア工場、通常稼働 新型コロナウイルス対策・政府指針も導入
公開 : 2020.03.12 11:50
FCAは、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻なイタリアにある、同社の工場を通常どおり稼働し続けています。従業員の安全を守り、事業を継続してゆくために、予防措置を導入し状況をモニターしてゆくそうです。
政府 現時点で通勤制限なし
イタリア政府が、新型コロナウイルス感染予防のための対策を強化する中、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は、イタリアの工場は通常どおり稼働し続けると述べている。
イタリア北部でのCOVID-19の感染拡大をうけて、イタリア政府はイタリア全土における旅行制限を実施している。
通勤については、いまのところ制限されていない。
FCAグループはイタリアに主要な製造拠点を持ち、フィアット、アルファ・ロメオ、ジープなどのブランドの車両とエンジンを製造する、16の生産施設が全国に広がっている。
FCAは、従業員の健康維持のため、いくつかの予防措置と、新しい政府の規則に沿った判断基準を導入していると述べている。
また、イタリアでの事業継続性を維持するため、あらゆる努力をしていくつもりだと付け加えた。
現在、グループのイタリアにおける主要な機能は計画どおりに機能し続けており、サプライチェーンの継続性を確保するために広範な予防措置を講じている。
「引き続き状況をモニターし、従業員の安全を守り、事業の継続性を確保するために努力します」とFCAは述べている。
新型コロナウイルスの流行を受けて、フィアットは、ミラノで撮影されたビデオをオンラインで上映し、新しい第3世代の電動500を発表している。
このモデルは、先日キャンセルされたジュネーブ・モーターショーで披露される予定となっていた。
同じく旅行制限地域内にあるフェラーリの工場も、通常どおり稼働を続けている。