【高額落札のワケは?】80スープラ、初代NSXが、北米オークションに登場
公開 : 2020.03.17 06:10 更新 : 2021.10.11 09:31
人気上昇中の80スープラとNSXが、北米・フロリダのオークションに出品。どちらも低走行でマニュアル車だったため、驚きの高額で落札されました。
日本車ブーム 継続中
アメリカ東海岸のフロリダで開かれるアメリアアイランド・コンクール・デレガンスに集まるファンを対象に、RMサザビーズがオークションを開いた。
そこには2台の日本車が並んだ。アメリカで絶大な人気を集めているジャパニーズ・スポーツカーの中でも別格のトヨタ・スープラとアキュラ(ホンダ)NSXだった。
まずお目にかけるのは1993年のトヨタ・スープラ・ツインターボ・スポーツルーフ。1993年に登場した4代目となる80系である。
アメリカで80系スープラは、映画ワイルドスピードで主人公が乗っていたことから、ファンの間で高い人気を誇るモデルでもある。
ツインターボ/MTの80スープラ
出品されたのはツインターボでタルガトップのスポーツルーフ(日本ではエアロトップと呼ばれた)。6速マニュアル・ギアボックスを備え、最もハードで人気の高い仕様だった。
そして注目したいのは走行距離が9897マイル(1万5836km)と少なかったこと。それに加えて、オリジナルの姿を完璧に保っていたことだ。
新車で乾燥したコロラド・スプリングスに住むファースト・オーナーが昨年までコレクションしていた個体だけに、文句のないコンディションで生き残っていた。
事前の予想落札額は、12.5~15万ドル(1325~1590万円)という発表。
オークションが始まると熱い応札が続き、最終的にボトムラインを越える13.72万ドル(1455万円)で決着がつき、スープラとして最高額となった。
後期型の初代NSX
アメリアアイランド・オークションには、スープラのほかにジャパニーズ・スーパーカーの代表格といえる初代ホンダNSXのアメリカ向け輸出仕様であるアキュラNSX-Tが用意された。
このNSXはヘッドランプが固定式となった後期型。その最終生産分となる2004年モデルのベースグレードで、タルガトップのタイプTである。
注目したいのは人気の6速マニュアル・ギアボックス、そしてシルバーストーン・メタリックと名付けられたシルバーの外装色にオニキス・ブラックのインテリアという通好みの仕様。
なんといっても最大のセールス・ポイントは、走行8898マイル(1万4237km)という低走行車なこと。さらに、フルオリジナルの素晴らしいコンディションが保たれている。