【初のピュアEV】ボルボXC40 P8「リチャージ」 イギリス価格判明 下期に発売へ
公開 : 2020.03.30 19:20
ボルボ初のEVモデル、XC40 P8リチャージの英国価格が明らかに。販売プロセスを刷新し、納車までの期間を短縮するなど、積極的な販促を行っていくとのことです。
P8 英政府助成金の対象外に
ボルボ初のバッテリー式電気自動車、XC40 P8リチャージが、英国で5万3155ポンド(邦貨換算710万円)で販売されることが明らかになった。
またこの新モデルが、イギリスのプラグイン自動車助成金(Low-emission vehicles eligible for a plug-in grant)の対象外となることが明らかになった。
3月前半に行われた英国政府の新しい予算の枠組みにより、価格が5万ポンド(660万円)を超える、すべてのクルマが助成金の対象外となったためだ。
プレミアムレート税は課せられなくなったため、ドライバーは登録の初年度から5年間、年間で320ポンド(4万2000円)を節約できるが、それでも変更前よりも1900ポンド(25万円)高くなる。
XC40 P8リチャージの詳細
Rデザインのみが提供されるXC40 P8 AWDリチャージは、最高出力408psのツインモーター・システムを搭載し、航続距離400kmを達成する。
今年後半に発売予定で、XC40のガソリン車、プラグインハイブリッド車に続く3つ目のバージョンとなる。
XC40 P8リチャージは、今後5年間でボルボが発売を予定している5種類のピュアEVの第1弾となる。
これら5つの電気自動車とプラグインハイブリッド・モデルは、新しい「リチャージ」シリーズを名乗るわけだ。
また、XC40リチャージの発売に合わせて、ボルボは英国内の販売プロセスを刷新するという。
来年初めから、同社のウェブサイトにアクセスすると、はじめに電動モデルが必要かどうかをたずねられ、環境に優しいEV向けのさまざまな特典が提供される。
また、納車までの期間を大幅に短縮させるため、リチャージ・モデル用の新しい「デザイナーズ・チョイス・セレクション」を提供する。
ボルボは、2025年までに世界販売の50%をEVにし、それ以外をハイブリッドにすることを目指しており、XC40リチャージを含む電気駆動モデルの生産能力を3倍に増やす計画をしている。
画像 ボルボXC40 P8リチャージ、XC40リチャージ・プラグイン・ハイブリッドT5、XC40【XC40シリーズ比較】 全27枚