【新型コロナウイルス】伊フェラーリ工場 生産再開を、4/14~に後ろ倒し

公開 : 2020.03.30 06:10

フェラーリが、工場の稼働再開を延期しました。当初は、3月27日までの予定でしたが、新型肺炎の影響が続くことから4月半ばまで後ろ倒しにします。

当初は3/27~再開を計画

イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリは、操業を停止しているマラネッロの工場について、再開時期を後ろ倒しにすることを発表した。

同社は、3月半ばにサプライチェーンの停滞と従業員たちの安全を守るためにファクトリーを一時閉鎖。当初は、その期間を3月27日までとしていた。

マラネッロのフェラーリ工場
マラネッロのフェラーリ工場

フェラーリの本拠であるマラネッロは、エミリア・ロマーニャ地方に位置し、イタリアにおいて新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化しているロンバルディア州に隣接している。

再開に向けて

同社は再開延期を知らせるリリースのなかで、「この数週間にわたって取り組まれてきた(勤務場所・時間に縛られない)スマートワーク形式の業務を継続していきます。こうした方法を実施することができない従業員の不在についてはカバーしていく」と説明している。

生産再開の計画については、組合の支持を得て、作業員の健康状態に配慮した方法で実施されると考えられる。なおフェラーリは、稼働が停止している間も給与を全額支払ってきた。

ファクトリーの生産再開を4月14日に延期する計画を発表したことで、停止期間は約1か月に拡大
ファクトリーの生産再開を4月14日に延期する計画を発表したことで、停止期間は約1か月に拡大

同社は短期的な生産台数の落ち込みを補う方法を模索しており、将来的には第2のシフトを一時的に導入したり、土曜日に操業を行うことも考えられる。

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