【新型コロナウイルス】ランボルギーニ、サージカルマスクの生産開始 コロナウィルス対策
公開 : 2020.04.02 08:45 更新 : 2020.04.09 11:16
ランボルギーニはイタリアでも蔓延するコロナウィルス対策のため、サンタアガタの内装工場を使って医療用マスクやシールドの生産を行うとのことです。ここで作られた製品は品質に関する検査を受けた後協力関係にある医療機関へと寄付されます。
内装職人がマスク生産を担当
アウトモビリ・ランボルギーニは、サンタアガタのスーパーカー生産拠点を活用しサージカルマスクおよび医療用シールドの生産を始めるという。このマスクはボローニャにあるサントルソラ=マルピーギ総合病院に寄付され、COVID-19パンデミックとの戦いに使われるとのことだ。
ランボルギーニのインテリア製作に携わるプロフェッショナルらが担当し、1日1000枚のマスクの生産が可能だという。またカーボンファイバーの製造工場および研究開発部門は3Dプリンターを用いて1日200セットの医療用シールドを製造する。
この活動はエミリア・ロマーニャ地方による承認および支援を受け、ボローニャ大学との協力により実現した。ランボルギーニが生産したこれらの製品は同大学の専門機関による検査を受けた後、病院に届けられるという。
アウトモビリ・ランボルギーニの会長兼CEOであるステファノ・ドメニカリはこうコメントした。
「この緊急事態において、われわれの貢献が求められています。サントルソラ=マルピーギ病院とは以前から従業員の健康管理や研究プロジェクトにおいて協力関係にありました。今回このパンデミックと最前線で戦う彼らをサポートすることに決めました」
コロナウィルスに対する国家を挙げた戦いへの協力を示すべく、ランボルギーニは毎晩サンタアガタの本社ビルをイタリア国旗の色にライトアップしている。