【コロナウイルス危機と戦う】ボルボ、オンライン・イベント「ハッカソン」で支援策を検討
公開 : 2020.04.07 11:10
ボルボが、新型コロナウイルスの感染拡大と戦うための取り組み「ハッカソン」を行いました。エンジニア、開発者などが参加したこのオンライン・イベントでは、現実的で具体的な支援について、アイディアが出し合われたそうです。
医療、コミュニティ、企業を支援
ボルボが、新型コロナウイルスの感染拡大と戦うための、支援についてアイディアを出し合う「ハッカソン」スタイルのコラボレーションを行った。
シニアエンジニアと開発者が参加したこのイベントは、世界的な取り組みであり、多くの自動車メーカーからの支援を受けている。
スウェーデン、米国、中国から約200人のボルボ従業員が参加した、この「ハック・ザ・クライシス」は、先週末、完全にオンラインで実施された。
このイベントには、ハッカソンの専門家や、スウェーデン政府がパートナーとして参加し、「医療、コミュニティ、企業を支援するための、ソリューションを見つける」ことが目標として掲げられた。
AUTOCARは、イベント前に、ボルボのリードテクニカルデザイナーであり、イベントの主催者であるポール・アストンに話を聞くことができた。
「世界がコントロール不可能な恐ろしい状況にある中、わたし達が持つ創作するエネルギーを、何か良いことに、有効的に使おうと考えました」
「会社が行っているスポンサー契約は、正直なところ、このような状況ではあまり意味がないと感じていました」
「労働時間が60%に短縮されて、何かをしたいと思っている仲間がたくさんいます。ここにはエンジニア、開発者、ユーザーエクスペリエンスデザイナー、サービスデザイナーなど、素晴らしい人材がそろっています」
このチームからは「非常に大きな熱意と関心」が得られており、「おそらく期待を超える」結果をもたらすでしょう、とアストンは語っている。
ボルボとして換気装置、人工呼吸器、マスクの製造など、現在の危機への戦いを支援するための現実的で具体的な行動を起こせるよう期待していると付け加えた。
ハッカソンでは、週末を通してアイディアに関する話し合いが行われ、日曜の夜に最終審査が行われた。
どのアイデアも、比較的短時間で実用化できることが期待されている。