【中国の動向】フォルクスワーゲン ディーラー全2000店舗、営業再開 IDシリーズは下期に生産開始
公開 : 2020.04.14 11:57 更新 : 2020.04.14 21:38
フォルクスワーゲン・グループの中国部門が、ビジネスを再開しました。4月4日~5日の週末には、前年と同じ規模の来客があり、回復基調を感じさせます。今年後半には、2つの工場でIDシリーズの生産も始まります。
IDシリーズ 下期に生産開始へ
フォルクスワーゲン・グループ・チャイナが、ビジネスの再始動に入った。
同ブランドが中国で展開する全2000店舗のディーラーが、再び営業を再開したのである。
4月第一週目の週末にショールームを訪れたカスタマーの数が、昨年の同時期と比べて同じ水準に回復したのだ。
アウディ、スコダの店舗についても、95%以上が再オープンしている。
また、長沙市にあるSAICフォルクスワーゲンのジョイントベンチャー工場も一時閉鎖期間を終えた。これにより全33拠点を有する同グループの自動車・コンポーネント工場のうち、32拠点が稼働を再開したことになる。
2020年の後半には、中国市場における電動化戦略の大きな1歩を踏み出すフォルクスワーゲン・グループ・チャイナ。
2つの工場で、ピュアEVの現地生産を開始する予定だ。車体構造にはMEB(モジュラー・エレクトリック・ドライブ・ツールキット)が使用される。
安亭鎮、仏山のファクトリーは、合計で年産60万台を生産するキャパシティがある。
工場が動き出せば、ピュアEV、かつフル・コネクテッドというID.ファミリーも中国市場でデビューを飾る流れである。
また、アウディeトロンの現地生産は、長春で年末までに始まる予定だ。