【スタイリングが明らかに】次期マクラーレン・スポーツ・シリーズ V6ターボのPHEVへ 2020年後半発表
公開 : 2020.04.24 11:51 更新 : 2021.07.27 14:54
ハイブリッドになるという「マクラーレン」の次期型スポーツ・シリーズのテスト車両が発見されました。マクラーレンGTのスタイリングを引き継ぎ、モーターのみで30km走るプラグイン・ハイブリッドになると予想されます。
次期スポーツ・シリーズ PHEVか
マクラーレンのスポーツ・シリーズの次期型と思われるテスト車両が、初めて量産に近いかたちで発見された。プラグイン・ハイブリッド・モデルと考えられる。
重いカモフラージュを施されているが、このプロトタイプが、最近発売されたGTのスタイリングを引き継いでいるのがわかる。
その低いサスペンションと、短いオーバーハングは、オールラウンドのパフォーマンスを重視したモデルとなることを示している。
フロント・エアインテイクのギャップと、大きなリア・ディフューザーが確認でき、新しい楕円形のブレーキライトが、メッシュグリルの後ろに備えられているように見える。
スーパー・シリーズのフラッグシップ「720S」と同様、エグゾーストは中央に配置されている。
増量は30〜40kg以内
マクラーレンのCEO、マイク・フレウィットは、電動モデルの開発に力を入れているとコメントしている。
「P1、P1 GTR、スピードテールでのハイブリッド開発の経験を生かし、経済的かつスリリングなクルマを提供したいと考えています」とフレウィットは述べている。
新しいモデルは、ツインターボチャージャー付きV6ガソリンエンジンと電気モーターを組み合せたものが搭載される。
パフォーマンスの詳細はまだ確認されていないが、エミッションフリーでの航続距離は30kmを達成すると予想されている。
スポーツ・シリーズの後継モデルは、P1のような回収型ハイブリッドシステムではなく、充電ポートを装備した、プラグインハイブリッドとなると予想されている。
ガソリンとモーターの両方から後輪にパワーが送られる、後輪駆動となる。
フレウィットは「ハイブリッドモデルの重量を、現行モデルと同等にしたいという野望をもっています。完全に重量を相殺することは不可能ですが、30〜40kg以内の増量でおさまるでしょう」と語っている。
「P1のハイブリッドシステムの開発の際、さまざまな方法を使って、軽量化に力を尽くしました。プロトタイプを運転しましたが、非常に魅力的なモデルに仕上がっています」
「あのレベルを達成できなければ、発売することはなかったでしょう」と付け加えた。
画像 マクラーレン・スポーツ・シリーズ、アストン マーティン・ヴァンテ―ジ、ホンダ NSX、ジャガー Fタイプ R【ライバル比較】 全44枚