【ランボ製マスクで登場】ランボルギーニCEO 再開した工場を視察 新型コロナウイルス
公開 : 2020.05.06 08:20
ランボルギーニがとうとう生産を再開。ニュースでも話題になった「ランボ製マスク」をして、ドメニカリCEOが、従業員たちの復帰を視察しました。このマスク、詳しく見てみると複数の種類が存在するようです。
マスク生産 1400枚/日
伊アウトモビリ・ランボルギーニが、新型肺炎の影響で停止していたファクトリーの生産活動を、5月4日に再開した。
イタリア首相令を受けて再稼働した工場は、従業員の健康・安全を最大限に確保。ラインで働く仲間たちを視察したステファノ・ドメニカリCEOは、あのランボルギーニ製のマスクをつけていた。
同社は、生産活動を一時停止していた期間、サントルソラ=マルピーギ総合病院で使用するサージカル・マスクを作り、医療現場をサポートしている。これまでに1日当たり1400枚を製造してきた。
新型コロナウイルスと闘う人々に手を差し伸べるランボルギーニ製マスクは、SNSなどでも話題になっている。このマスクのディテールについて、ここでは新情報をご紹介しよう。
同社製のマスクはプリーツ型の医療用で、表面がオレンジ色、縁部分はホワイトということが分かっていた。
今回発表された写真を詳しく見ると、この他にも縁がブラックのもの、イエローのものが写っている。
ドメニカリCEOと最高生産管理責任者のラニエリ・ニッコリは、縁部分がブラックのタイプを使用。最高人事責任者のウンベルト・トッシーニはイエロー。このほかのメンバーはホワイトのタイプをつけている。
猛牛のエンブレムや「S.D.」の文字も
このうち、ブラックとイエローのマスクは、左耳側に猛牛のエンブレムが入っていることも分かった。
縁がホワイトのものにはエンブレムが入らず、小さな「Lamborghini」のタグが縫い付けられている。
また、ドメニカリCEOのマスクは、右耳側に「S.D.」と刻印されている(イニシャルだろうか)。他の幹部のマスクにも同じ位置にアルファベットを確認できる。
3人のマスクの掛け方にも違いがあった。
人事を統括するウンベルト・トッシーニは、耳が痛む人が使うマスクバンド(イヤーガード)を装着して後頭部に回している。
ドメニカリCEOは、メガネの柄にゴムバンドを掛ける方法。ラニエリ・ニッコリは、オーソドックスにゴムバンドを耳にかけている。
工場で働くメンバーたちは、これ以外にも消毒の徹底、社員食堂内のバリア設置、社会的距離の確保、共用エリアの使用ルール順守を通して、新型コロナウイルス感染症と闘っていく。
ランボルギーニはこうしたサージカル・マスクだけでなく、人工呼吸器の生産において初期評価に使う呼吸シミュレーター、さらにフェイスシールドなどを製造し、困難に直面するイタリアの医療現場を積極的に支えている。