【今夏、欧州発売】アルファ・ロメオ 2020年型ジュリア/ステルヴィオ「クアドリフォリオ」 内装/ADASもアップデート
公開 : 2020.05.08 09:45 更新 : 2020.05.08 09:50
アルファ・ロメオの「ジュリア」「ステルヴィオ」の上級モデル、クアドリフォリオが、アップデートされて欧州で今夏発売されます。新しいデザイン、テクノロジー、安全機能を追加し、魅力的なクルマとなりそうです。
改良新型クアドリフォリオ登場
アルファ・ロメオは、ジュリアとステルヴィオの上級モデル、クアドリフォリオにアップデートを加えた、2020年型の詳細を明らかにした。
標準のサルーンおよびSUVと同様の変更が加えられ、テクノロジー、デザイン、安全性のアップグレードを受け、新しいメルセデスAMG C63とBMW X3 Mに対抗する。
エクステリアへの変更は多くないが、ダークレンズと光沢のあるブラックのディテールを備えた、新しいLEDリアライト・クラスターが含まれている。
ステルヴィオには、21インチのアロイホイールオプションが追加される。
FCAのパーツおよびアクセサリー部門のモパーが設計した、新しいカーボンファイバー・フロントグリル、カーボンファイバー・ミラーキャップ、カーボンファイバー・スポイラーが追加されている。
往年の名車にちなんだ3つの新しいペイントカラー、6Cヴィラ・デステ・レッド、GTジュニア・オーカー、モントリオール・グリーンも導入される。
内装の変更点は?
インテリアには大きな変更が加えられる。
同社が「より触覚と視覚に訴える」と表現する、センターコンソールへと再設計され、ストレージも改善される。
注目は、8.8インチのタッチスクリーン、コネクテッドサービス、新しいインターフェースを備えた、新しいインフォテインメントシステムが追加されたこと。
パワーとトルクの使用状況、コンポーネントの温度、ターボブースト圧に関する、リアルタイムデータを提供する、新しいパフォーマンスページメニューを搭載している。
また、ステアリングホイールとギアセレクターの、カーボンファイバー・スタイルのトリムがレザーステッチに交換され、レッドまたはグリーンのシートベルトと、パーフォレーテッドレザーがオプションで追加される。
ADASもアップデート
先進運転支援機能も新しくなった。
交通渋滞アシスト、高速道路アシスト、アダプティブクルーズコントロール、車線維持支援、ブラインドスポットモニタリング、交通標識認識などの機能を含む、ボッシュが開発したレベル2のシステムが採用される。
パワートレインへの変更はなく、同じツインターボ2.9L V6エンジンから、510psと61.2kg-mのトルクが、ジュリアのリアアクスルと、ステルヴィオの前後のアクスルに送られる。
またオプションに、カーボンファイバー・テールパイプを備えた、アクラポビッチ製の、デュアルモード・チタン・エグゾースト・システムを追加した。
アップグレードによる若干の値上げが見込まれる、ジュリアとステルヴィオ・クアドリフォリオは、今夏からヨーロッパの国々で受注を開始。
100kgの軽量化と、540psのパワーを備えた限定販売のハードコアモデル「GTA」に続いての発売とあって、今後のアルファ・ロメオに期待が高まる。