【いちど見たら忘れられない!?】画像で紹介 リアウイングが特徴的なクルマ 21選
公開 : 2020.05.10 08:50 更新 : 2021.02.17 17:44
フェラーリF40(1987)
多くのフェラーリの傑作と同様、F40はピニンファリーナによるデザインだ。レオナルド・フィオラヴァンティがF40の外観を担当し、この巨大な一体型スポイラーがF40のルックスを特徴付けている。
彼はレースでも通用するエアロという観点だけでなく、ガレージに駐めてあってもモータースポーツを感じられるデザインを求めたとのことだ。
F40の外装パネルの多くと同様にケブラー製で、リアのキャノピーと一体の構造になっている。
軽量化のため塗膜は最低限の厚みとされており、オリジナルの塗装が残されている個体ではカーボンファイバーの目が確認できるはずだ。
BMW E30 M3スポーツ・エボリューション(1989)
スポーツ・エボリューションはE30型M3の究極形だ。この600台限定車の最大の特徴は、調整可能なリアスポイラーにある。
フォード・シエラRS500に対抗するためのホモロゲーションモデルとして開発されたのだ。
ウイングの調整方法は単純だが、そのままでも240psの素晴らしいロードカーであり、多くのオーナーは手をつけなかったという。
もし調整したいのであれば、3つのポジションから選択することが可能だ。このパッケージには大型のフロントスプリッターも含まれる。
メルセデス・ベンツ190E 2.5-16 エボII(1990)
メルセデスはBMW M3に対抗するため、190E 2.5-16エボリューションを作った。しかし、その本命は1990年に大型リアスポイラーを装着して登場したエボIIであった。
控えめなエボIのウイングに対し、エボIIのそれはピュアなレースカーのような巨大なものであった。さらにリアウインドウの上にも2つめのスポイラーが装着された。
これはメルセデスの本気のあらわれであり、シュトゥットガルト大学のリチャード・エップラー教授により科学的に設計されたものだ。
風洞実験において、エボIIはCd値0.29を達成しながら、さらなるダウンフォースを獲得していた。1990年のジュネーブ・モーターショーで公式発表される前に、全502台が完売した。
ランチア・デルタHFインテグラーレ・エボ(1991)
デルタ・インテグラーレはスポーツカー市場およびラリーの世界において存在感を示し、ランチアの成功作となった。
エボはラリーのレギュレーションに合わせさらなるパワーとよりアグレッシブなボディを与えられた。結果として、テールゲートの上に特徴的なリアスポイラーが装着されたのだ。
ホモロゲーション取得のため、調整式リアスポイラーを備えるエボが1万5000台製造された。
スポイラー左右に取りつけられたブラケットにより3段階の調整が可能で、その作業は単純かつスピーディであった。