【ついに生産開始】日産GT-R50 by イタルデザイン 720ps 50台限定記念モデル 生産開始
公開 : 2020.05.22 09:20
日産GT-R50 by イタルデザインが、正式に生産を開始しました。このスーパーカーの価格は、邦貨にして1億1600万円からとなり、さまざまなデザインが選択可能な、オーダーメイドのようなモデルとなるそうです。
限定版日産GT-R 50
日産と、イタリアのデザイン会社であるイタルデザインのコラボレーションによる、日産GT-R50 by イタルデザインが、今年後半の納車に向け生産に入った。
50台限定で生産される、ほかとはまったく異なるスタイルをもつGT-R 50は、日産のフラッグシップスーパーカーの、最新のニスモ・バージョンをベースとしており、その販売価格は、99万ユーロ(1億1600万円、税抜き、オプション含まず)からとなっている。
イタルデザインは「かなりの額のデポジット」が、すでに支払われていると述べている。
2018年に、プロトタイプとして発表されたこのモデルは、GT-Rとイタルデザインの両方の50周年を記念してデザインされた。
GT-Rバッジを付け、最も象徴的なクルマにインスピレーションを受けたこのモデルは、さまざまなデザインを選ぶことが可能で、50台すべてがオーダーメイドとなる可能性もある。
新しいモデルは、標準モデルよりも全長が長く、幅が広く、車高も低くなっているが、ルーフラインは54mm低くなっている。
年末から2021年初頭にかけて、納車を開始
イタルデザインは、GT-Rの特徴的な機能のいくつかをさらに強調し、エアロダイナミクスを改善し、日産の量産モデルには見られない、大きな調整可能なリアウイングを装備している。
GT-Rニスモの、3.8L V6のアップグレードバージョンが搭載され、標準モデルで600psと66.5kg-mから、720psと79.5kg-mを出力する。
レース仕様のターボチャージャーと、大型のインタークーラーが追加され、クランクシャフト、ピストン、ベアリング、コンロッド、エグゾーストシステムは再設計され、119psのブーストを実現する。
イタルデザインは、今年初めにのジュネーブモーターショーで、量産モデルの展示を予定していた。
しかし、イベントがキャンセルされたため、同社が車種認証のために動的テストを実施している、イタリアのタツィオ・ヌヴォラーリ・サーキットで初めて披露することとなった。
イタルデザインのCEOである イェルク・アスタロッシュは「今日は非常に特別な日となりました」
「新型コロナウイルスの影響で、ジュネーブモーターショーでの世界初公開が中止となり、生産も部分的に停止せざるを得ませんでした」
「5月上旬に稼働を再開し、当初の計画通り、年末から2021年初頭にかけて、最初の納車を行います」と述べている。