【経営陣の見直し】アストン マーティン 新CEOにメルセデスAMGのトビアス・ムアースが就任? 人事変更うわさ

公開 : 2020.05.26 14:53

アストン マーティンが、メルセデスAMGのトビアス・ムアースを、CEOとして迎える可能性があると報じられました。同社は、上場以降大きな損失を出しており、ストロールの同社株の買収後、人事変更がうわさされていました。

トビアス・ムアース就任か

text:Jim Holder(ジム・ホルダー)

アストン マーティンは、経営陣の見直しを行っていることを明らかにした。

ファイナンシャルタイムズは、CEOのアンディ・パーマーが、メルセデスAMGのトップであるトビアス・ムアースと交代すると予想している。

メルセデスAMG CEOビアス・ムアース
メルセデスAMG CEOビアス・ムアース

同社は、報道に対し短い書面にて「アストン マーティン ラゴンダは、経営陣の再検討をしております。適切な時に更なる発表を行います」と返答している。

億万長者のローレンス・ストロールが率いるコンソーシアムが先月、同社株の25%を買収し、その持株の一部をメルセデスAMG F1チーム代表のトト・ヴォルフが率いる、別のコンソーシアムに売却して以来、パーマーの最高経営責任者としての地位は推測の対象となっていた。

アンディ・パーマー退任か

先月、ストロールは、パーマーとそのチームが策定した製品計画に従い、まず新しいDBX SUV、次にバルキリーハイパーカー、その後、ヴァルハラと呼ばれる新しいミドエンジン・スーパーカーの発売に焦点を当てると述べている。

一方、2018年にパーマーの主導で行った株式公開(IPO)後、今年の第1四半期に1億2千万ポンド(158億円)の損失を出し、株価は90%低下、現在同社は危機にさらされている。

アストン マーティン 現CEOアンディ・パーマー
アストン マーティン 現CEOアンディ・パーマー

AUTOCARが、ムアースに事実確認を試みたことろ、スポークスマンは「推測についてはコメントできません」と回答している。

ムアースは、アストン マーティンの株式を所有し、同社のエンジンおよび部品サプライヤーであるメルセデスの収益性の高いパフォーマンス部門を率いて以来、AMGの存在感と利益の増幅に貢献している。

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