【価格/サイズ/内装は?】プジョー208新型、日本発売 スペック/燃費を解説 EVのe208も

公開 : 2020.07.02 19:05

プジョーが「新型208」を日本発売。ガソリン車に加えて、電気自動車の「e208」がラインナップされます。日本価格は、239万9000円〜。ボディサイズ、内装、ADAS、スペックをご紹介しましょう。

新型プジョー208 e208とは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

7月2日。プジョー日本法人は、フル・モデルチェンジしたコンパクトカー「208」と、その100%電気自動車である「e208」の販売開始を発表した。

プジョーは伝統的に、真ん中に「0」の入った3ケタ数字の車名を採用している。100の位はクラス(車格)、1の位は世代で、かつては205、206というようにフル・モデルチェンジする毎に数字が大きくなった。

新型プジョー208 GTライン
新型プジョー208 GTライン    グループPSAジャパン

だが、2012年にデビューした301以降、車名の1の位をヨーロッパ向けの主力モデルには「8」に、新興国向けのモデルには「1」で固定するように。

したがって、208は現行型の初代は2011年に発表されたが、今回のモデルチェンジでも209とはならずに新型208となる。

では、フル・モデルチェンジされた新型208と100%電気自動車のe208について、その概略を紹介していこう。

新型208 外観

新型208は、いかにも最新のプジョーらしいプロポーションとディテールをまとい、要所にクロームのアクセントを配している。

注目のボディサイズは、全長×全幅×全高が、4095×1745×1445mm(208アリュール)。従来型より全長は120mm長く、全幅は5mm幅広く、全高は25mm低い。

新型プジョー208 GTライン
新型プジョー208 GTライン    グループPSAジャパン

フロントまわりは、三本爪をモチーフとしたヘッドライトや、下に伸びるサーベルのようなデイタイム・ランニングライトが特徴的。グリルの中央にはライオンマークが配され、ボンネット先端には「208」バッジが付けられる。

サイドビューは従来型から大きく変化。ボンネットは長くなり、フロントウインドウはセットバックされた。寝かされたCピラーが、リアフェンダーの造形と相まって安定感のあるスタンスを生み出す。

リアエンドには、トランクリッド幅いっぱいのブラックバンドが走り、三本爪をモチーフとしたテールライトを組み込んだ。

なおe208では、グリルがボディカラーに合わせて塗装され、ライオンマークは見る角度によって色調が変化。リアハッチに「e208」バッジ、Cピラーに「e」マークが付くのがICE(内燃機関)版との識別点だ。

新型208 内装

インテリアでは、プジョー車の特徴であるiコクピットが新バージョンとして3次元表示になった「3D iコクピット」を採用。これは、3つのレイヤーから成り立っている。

まず、一番上が視覚ゾーン。ステアリング奥には3Dデジタル・ヘッドアップ・インストルメントパネルが備わる。

新型プジョー208の前席内装
新型プジョー208の前席内装    グループPSAジャパン

3次元表示でデータの重要度や緊急度に応じて、ダイナミックかつ奥行きをもって情報を表示。センターコンソール上には7インチのスクリーンを配し、エアコン/オーディオ/カーナビ/車両の設定などを行う。

中段は、物理的なスイッチを配して実際に手で操作するゾーンだ。すべての素材は手触り良く、各パーツのクリアランスを詰め、精緻な印象に。

ダッシュボードはソフトパッドだが、中央部にカーボン風の装飾を施した。ATのシフトレバーはバイ・ワイヤ式で、ステアリングにはパドルも備わる。

最下段は、乗員を包み込むようなパーソナル感・安心感を演出するゾーン。GTラインにはホールド性の高いダイナミックシートを、アリュールには疲れにくいコンフォートシートを装備。

またGTラインには、後席の頭上まで広がるパノラミック・ガラスルーフをオプション設定した。

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