ロングアイランドのボルボ・オーナー、年内にも走行距離300万マイルに到達
2013.06.20
約半世紀にわたって世界中を走り、自動車ファンから賞賛を受けている米国ニューヨーク州ロングアイランド在住のアーヴ・ゴードン氏は、まもなく、真紅の1966年製ボルボP1800で、300万マイル(480万㎞)を走破するという前人未到の記録を達成する。
ゴードン氏のストーリーは1966年に始まる。ボルボ・オーナー達との交流や熱意ある声援に支えられ、走行距離は今も伸び続けているという。ゴードン氏の記録達成が近づくのに伴い、ボルボ・カーズ・オブ・ノースアメリカは今後数カ月間、キャンペーンを展開し、ゴードン氏の旅を紹介していく予定だ。ゴードン氏の旅にまつわるストーリーや走行マップ、フォトギャラリーは、3MillionReasons.comで閲覧可能だ。
ゴードン氏は次のように語っている。「重要なのは、300万マイル達成ではなく、300万マイルに至るまでの旅です。私は、100万マイル、200万マイルを達成するという目標を立てたことはありません。ただ、ボルボに乗って自分の人生を楽しんできただけなのです。」ゴードン氏は続けます。「アメリカを探求する最高の方法は車で走行することです。私は、誰に対しても外に出かけ、いろいろなものを見るように勧めています。人生は1度きりです。自分にしかない旅、そして自分自身の信念を見つけることです。どんなに多くの道路を走ったとしても、走ったことのない道は常に存在します。それが刺激的なのです。」
科学の教師を引退し、ニューヨーク州ロングアイランドのパチョーグに住むゴードン氏は、現在73才。これまでも個人が1台の乗用車で走行した最長走行距離として、ギネスブックから認定を受けている。鮮やかな赤色の1966年式ボルボP1800の走行距離は、現在、299万マイルを超えている。
ゴードン氏は「私は、ボルボP1800を金曜日に購入しました。すぐに惚れ込んでしまい、ずっと運転をし続け、そして、週明けの月曜日には1,500マイル点検のために、車をディーラーへ持っていったのです。」と当時を振り返る。
ゴードン氏は、毎日の通勤のため、往復125マイルを走り、きめ細やかな車のメンテナンスの実施、そして走ることへの情熱により、10年間で50万マイルを走行した。
ボルボであるという以外に、これほどまで車が長持ちした主な理由は、ゴードン氏が15年以上にわたり、いつも同じボルボ認定メカニックに、メンテナンスを依頼してきたからだという。ゴードン氏が1966年に車を購入したディーラー、ロングライランドのハンティントンにあるボルボディーラー「Volvoville」でメンテナンスを担当するニノ・ガンビーノ(「A」ランク認定メカニック)は次のようにコメントしている。「アーヴは、オーナーズ・マニュアルにしたがって、車を大切に扱い、愛してきました。私は、間違いなく、300万マイルを達成できると確信しています。アーヴは、いつも「自分よりも車を大切にしてきた」と言っています! 地図を必要としない旅を、彼は楽しんでいます。」
1998年、ゴードン氏の走行距離は169万マイルに達し、個人が乗用車で走行した最長走行距離として、ギネスブックに認定された。2002年に200万マイルを達成してニューヨークのタイムズスクエアに到着した際には、世界中のメディアから注目を浴びた。
300万マイル達成の瞬間が近づく中、ゴードン氏は次のようにコメントしている。「私は、この記録が誰もが超えられない記録になると確信しています。ですから、記録達成までのこれから数千マイルは、特に感慨深く、特別な意味を持っています。私は、広大で美しいアメリカ、すなわち国立公園からロードサイドのカフェのある風景、あるいはパシフィック・コースト・ハイウェイからインターステート・ハイウェイを外れて数マイルいった小道まで、大好きな場所を訪れることを楽しみにしています。もし連絡をいただければ、お会いして一緒にコーヒーを楽しむこともできるかもしれません。」
ゴードン氏の計算では、今年9月にアラスカで300万マイルに達する計画だ。ゴードン氏が記録達成のために訪れようとしているアラスカは、ゴードン氏がまだ訪れたことのない2つの州の1つであり、300万マイル達成の瞬間にぴったりの場所といえる。ボルボ・カーズ・オブ・ノースアメリカの社長兼CEOであるジョン・マローニは「アーヴがボルボで走行したマイル数と同じだけ、アーヴが偉業を達成できた理由があります。細心のケアや、スケジュールに沿ったオイル交換、そして安全運転など、それらはボルボがエンジニアリングを深く追求してきた姿勢に通ずるものがあります。現在のモデルの遠い祖先であるボルボP1800とアーヴの旅は、ボルボが耐久性に優れ、お客さまを中心に設計してきたことを示す何よりもの証拠です。私どもは、アーヴの旅をサポートし、世界中のお客様と自動車ファンの皆様に、さまざまな方法で旅を紹介していきたいと考えています。」と語った。