アルピーヌ・ジェネラル・ディレクターとのQ&A 発売日は? 価格は?

2016.10.12

日本では10月12日に、東京都六本木にて公開されたアルピーヌ・ビジョン・コンセプト。

このクルマの詳細について、AUTOCARは2月に既に報じており、ニュースを高いスピード感とともに追ってくれているAUTOCAR読者にとっては「なにをいまさら」といったことなりかねない。

よって今回は、会場でおこなわれたQ&Aとともに「はたしてどんなクルマか?」をお伝えしたい。

もし詳細をご覧になりたい向きは、アルピーヌ・ビジョンを公開というニュースからチェックされたい。

アルピーヌ・ジェネラル・ディレクター、マイケル・ヴァン・デル・サンデとのQ&A

途中で計画が頓挫しかけたが、その際はなにを考えた?

ーー決して順風満帆なスキームではなかったのは、諸兄のご存知のとおり。パッションを途絶えさせないことに懸命になりました。

かつてのA110はRRでした。コンセプトはMR。ヒストリーを大切にするならばRRでは?

ーーなるほど。おもしろい質問です。ただ、ひとつ思いだすべきは、A110がとてもカンファタブルなクルマだったということ。速く走るために、大事なことを犠牲にしたくなかったのです。

同時にカンファタブル=快適というより、カンファタブル=楽に、でも速く走れる、ということでもありますね。現代のベストな答えはRRでなくMRだったのです。

われわれは「アジャイル=敏しょう」という言葉を重んじていますが、アジャイルであることを満たすにはMRが理想だったのです。

ディーラー数は何店舗?

ーー現時点で、わたしが具体的な数字をお伝えすることはないでしょう。というのも、店舗展開のプロフェッショナルの見解を待っている最中ですから。

ただ、数百店舗規模にしたくない、と思っています。ルノー・ジャポンの代表、大極 司さんの意見にも耳を傾け、もっとも熱意と能力をもったパートナーを探しています。

早くも後継車種を考えている?

ーー後継車種にかんするアイデアは既にあります。ただ、まずはこのクルマ(ビジョン・コンセプト)で成功することを考えています。

そうしないと上司にも先の提案はできませんから。そういった意味ではわたしも会社員です(笑)

まずは時間とお金をかけて、ビジョン・コンセプトをアピールします。

販売価格は?

ーーこれは2017年になって決めます。為替の関係もありますから。

ただ会場の外に置いているクルマ(A110がディスプレイされていた)ほど高くはないですよ。

生産台数は?

ーー実際に売れる数よりも、やや少ない台数を生産する予定です。1000〜10000台の範囲で調整します。

われわれはディエッペの工場に投資を続けている最中ですから、台数のみならず、塗装クオリティも柔軟な対応をできるのです。

レースの予定は?

ーーアルピーヌとレース・シーンは切っても切り離せないですね。とうぜんパッケージもサーキット走行に適していますから「ゆくゆくは」レース・シーンの復活も考えていますよ。もちろん。

具体的な時期はまだ決定していませんが、生産台数を具体的に落としこんで、そこから本格的に考えていく予定です。


▶ 海外ニュース / アルピーヌ・ビジョンを公開
▶ 海外ニュース / 新生アルピーヌのトップ・モデルは300psエンジンを搭載
▶ 海外ニュース / アルピーヌ・セレブレーション・コンセプトが姿を現す
▶ 海外ニュース / ルノー、ケータハムとのジョイント・ベンチャーを中止
▶ 海外ニュース / ケータハムとアルピーヌのスポーツモデルは2016年デビューに
▶ 海外ニュース / アルピーヌの新スポーツカー、ニュルブルクリンクでテスト開始

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新国内ニュース

人気記事