日本メーカーの海外生産車、好調なメーカーは? 「2018年1月に売れたインポートカー」
2018.02.07
恒例の新車販売クイズです。今回は、輸入車といっても、日本メーカーの海外生産モデルが、前年比26.8%増というお話。好調なのは、どの日本メーカー?
Q:日本メーカーの海外生産モデルが、前年比26.8%増。好調なブランドは?
A:トヨタ、ホンダ、スズキの3ブランド。
トヨタは前年同月比40.6%増の1609台で全体の第4位、ホンダは同2万8625%増の1149台で第7位、スズキは同32.6%増の569台で第12位にランクインする。一方、日産は同40.2%減の1017台で第8位、三菱自動車は同23.3%減の289台で第16位と低迷。同じ国産ブランドでも明暗を分ける結果となった。
外国メーカー車 半年ぶり 前年割れ
輸入車の販売は外国メーカー車で一服感が出たようだ。日本自動車輸入組合(JAIA)がまとめた1月の外国メーカー車の新規登録台数は、
・「前年同月比5.1%減の1万6621台」
と6カ月ぶりにマイナスを記録。
一方、日本メーカー車含では同0.4%増の2万1254台と、6カ月連続で前年実績を上回った。登録車に占める輸入車のシェアは6.8%と、ここ最近では低めの数値にとどまる。
輸入車市場の動向についてJAIA関係者は「1月の外国メーカーの新車販売はドイツ・ブランドを中心に勢いが鈍化し、6カ月ぶりに前年実績を下回った。一方、日本メーカー車は好調に推移し、前年同月比26.8%増の4633台を記録する。牽引したのはトヨタ、ホンダ、スズキの3ブランド。トヨタはハイラックスの新規導入などの効果で前年同月比40.6%増の1609台で全体の第4位、ホンダは新型シビックや新型NSXの導入で同2万8625%増の1149台で第7位、スズキはバレーノなどの導入で同32.6%増の569台で第12位に入った。対して日産は同40.2%減の1017台で第8位、三菱自動車は同23.3%減の289台で第16位と低迷。同じ国産ブランドでも明暗がはっきりと分かれる形となった」と分析。
「価格帯別では400万円以上1000万円未満が前年同月比6.3%増、1000万円以上が同11.8%増と好セールスを記録したものの、ボリュームゾーンの400万円未満は同13.6%減と低迷した。ディーゼル車やSUVの販売は好調を維持している」と解説している。
今後の展開については「SUVモデルやディーゼル車をメインに引き合いは堅調なので、設定車種がより拡充すれば好成績をキープできる公算大。新しい環境対応車もシェアを伸ばしていくだろう。春に向けて販売キャンペーンなども精力的に行われるので、これらがどれくらい効果を上げるのかも注目点。
不安要素は株価の落ち込みなどによって景気が冷え込むこと。現状では底堅さがあるので、早い回復を期待したい」と解説した。