ホンダ・ジェイドの大きな決断 「レヴォーグ」意識 不人気脱却めざす
2018.05.17
ホンダ・ジェイドがマイナーチェンジで新しくなりました。大型ミニバンが幅を利かせるため不人気なモデルでしたが、ここで大きな決断。「レヴォーグ」が属するワゴン・カテゴリーを意識し、3列6人掛けから、2列5人掛けとしたのです。敵は少ないです。健闘に期待。
text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)
もくじ
ー ジェイド、なぜ低調だったのか?
ー そこで決断 レイアウト大幅変更
ー ライバルは、ずばりレヴォーグ
ジェイド、なぜ低調だったのか?
ホンダの低全高ミニバン、ジェイド。2013年に中国で先行販売され、日本ではストリームの後継的な車種として2015年から販売されている。
ストリーム譲りのスポーティな低全高スタイルに、3列6人掛け(2列目はセパレートシート)というユニークなシートレイアウトで登場したが、残念ながら日本では人気を得られず、2017年の販売台数は約2000台、2018年に入っても月販は100台を切るほどの低調ぶりだ。
いまや、ミニバンは車高が高く、リアサイドドアはスライドドア(ジェイドはスイングドア)で、ひとも荷物もしっかり積めないと売れない時代になった。
ジェイドもサードシートは広くなく、実質的には4人乗りと考えられて敬遠されてしまったようだ。