クラリオン新カーナビ「NXV987D」 2018年グッドデザイン賞に
2018.10.03
以前AUTOCARが取材した、4画面のクアッド・ビュー・カーナビ、「クラリオンNXV987D」という大画面モデルが、グッドデザイン賞を受賞。画面を切り替えない発想は、実はわたし達のことを考えたUIでした。
4画面がひとつに 「クアッド・ビュー」とは
クラリオンの大画面カーナビ「NXV987D」(9V型AV一体ナビ)が、2018年グッドデザイン賞を受賞した。
今回の受賞では、画面上で
・ナビ領域
・オーディオ領域
・アプリ領域(グーグル検索/天気など)
・ツール領域(時計/通話など)
の4つのエリアを1画面に表示する、画面切り替えなしのユーザインタフェース「Quad View(クアッド・ビュー)」が評価対象となった。
クラリオンの開発デザイナーは、クアッド・ビューの本質は、ドライバーにやさしいUIを目指したことにあると話す。
「各種クラウドサービスや、自動運転技術の発達に伴う車両情報との連携など、ドライバーは多くの情報を取り扱う必要があり、情報量の最適化と、ドライバー負荷の少ないUIが、必要と考えました」
「『クアッドビュー』はクロスポイント(4分割の中心に表示)の表現や指一本での操作感を工夫しました。また、エリアサイズやユーザーの利用シーンに合致した情報表示に配慮しています。今後も、人と車と情報の円滑で安全なコミュニケーションを、模索していきます」
画面を切り替えない発想
授賞理由について、グッドデザイン賞の審査員は、画面を切り替えない新発想を高く評価した。
「多様な情報の提供と活用が進む近年の乗用車の車内環境においては、いかに多くの情報表示を両立させるかが課題となる。従来のカーナビゲーションでは、オーディオなど他の情報を表示させる際にナビ表示が一旦非表示なるなどの問題があった。本製品では移動するモビリティ内での複数の情報表示を両立しながら、瞬時にかつ直感的に操作できるインタフェースデザインを実現していることが高く評価できる」
今回の受賞を受けて、クラリオンは「NXV987D」とクアッド・ビューについて次のようにコメントしている。
「指一本で情報を意のままに操り、その時々で変わるドライバーの要望を満たすカーナビゲーションです。本製品のUI『クアッド・ビュー』は、4つのエリアに画面を分け、様々な情報をひと目で認識することができます。さらにエリアサイズの切替えにより必要な情報へ瞬時にアクセスできます」
AUTOCAR JAPANでも注目モデルとして取材した「NXV987D」。詳しくは、既報の「クラリオンに驚いた 新カーナビ NXV987D」から確認することができる。